同映画が誕生したのは、ナデリ監督が西島に声をかけたのがきっかけだ。ナデリ監督が来日するたびに、2人は映画について意見を交わした。それが積み重なり、映画が完成した。
アン・ソンギ の最新ニュースまとめ
「映画はナデリ監督がメガホンを取ったが、私のイメージと考え、そして故ジョン・カサベテス監督の雰囲気が反映されている。この3人の人物が混ざり合って作られた作品です」
西島が演じた主人公の秀二は芸術映画監督だ。金がなくて作品を制作できず、兄が残した借金をヤクザに返さなければならない状況にある。ほぼ言葉も交わさない孤立したキャラクターだ。
痩せていながらも強い肉体を披露するため、空手などで体を鍛えた。「秀二という人物はまるでキリストのような人物です。殴られることで、自分や世の中を浄化します。監督もキリストのような体を維持してほしいと求めました」
映画では殴られるシーンが多く登場する。顔を除けば、殴打シーンはすべて実際に行われたという。映画の中では映画史に残る100本の名作が登場する。そのうち、西島が気に入った監督は誰だか気になった。「ジョン・カサベテス、ロベール・ブレッソン監督の作品です。私が俳優として生きていく力をくれた方です。もし彼らが生きているなら、必ず出演したいですね」
韓国俳優ではアン・ソンギ、ソン・ガンホ、ソル・ギョングらと共演してみたいと話した。一緒に仕事をしてみたい韓国監督は「あまりに多い」という。
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