【ソウル聯合ニュース】韓国政府の財政緊縮などで、対外債務のうち短期外債の占める割合が10年ぶり低水準を記録した。
 韓国銀行(中央銀行)と企画財政部が21日に公表した資料によると、昨年末現在、対外債務は3984億ドル(約31兆7760億円)で、前年比390億ドル増加した。
 満期別にみると、短期外債は1361億ドルで、1年間で36億ドル減少した。対外債務に占める割合も4.7ポイント減の34.2%で、2001年末(33.2%)以来の低水準となった。
 長期外債は2623億ドルで、426億ドル増加した。経済・貿易規模の拡大に伴う外貨資金の需要増加、外国人の国債投資拡大などが影響した。
 対外債権の残高も通貨当局の準備資産増加、預金取り扱い機関の貸し付け増加などで454億ドル増えた。対外債権から対外債務を引いた対外純債権は980億ドルで、前年に比べ64億ドル増えた。 
 企画財政部関係者は、「対外債務の短期外債割合など健全性指標が大幅に改善した。今後、対外健全性関連のリスクは先手を打って対応する」と明らかにした。

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