【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の従軍慰安婦にされた李容洙(イ・ヨンス)さん(83)が、来月11日に行われる韓国の総選挙(国会議員選挙)に最大野党の民主統合党の比例代表候補として出馬する。
 李さんは9日、聯合ニュースの電話取材に対し「20年、30年といくら叫んでも日本はまったく動かないではないか。国会議員となって堂々と慰安婦問題を解決したい」と出馬の理由を明らかにした。
 また、国会議員として日本政府の謝罪と賠償を求め、韓国だけでなくアジア各国の慰安婦被害者の名誉回復を目指すと話した。
 李さんは15歳で日本軍の慰安婦として台湾に連行され、1945年に故郷の大邱に戻った。2004年に外交通商部長官を相手取り韓日会談文書の公開を求める訴訟の原告代表を務めた。2007年には米下院の公聴会で証言し、日本政府に慰安婦問題の公式謝罪を求める決議案採択をけん引した。

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