安次官は両国が真のパートナーシップを構築するためにも歴史問題から目を背けてはならず、知恵を出し合う必要があると強調。中でも元慰安婦に対する賠償問題について、日本側に早期解決を求めた。
これに対し佐々江次官は、人道主義的見地に立って知恵をしぼるとした野田佳彦首相の発言を引き合いに出し、「解決のための方策を検討している」と述べた。同問題について、日本政府は1965年の韓日基本条約により完全かつ最終的に解決済みとの立場を示しており、あくまでも人道的次元で被害者を支援するという従来の立場を繰り返したことになる。
また両次官は北朝鮮核問題について、2月の米朝合意を肯定的に評価。今後も同問題で緊密に連携していくことで一致した。
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