【プノンペン聯合ニュース】カンボジアの首都プノンペンで開催されている東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の外相会議を舞台に、韓国と北朝鮮の外交戦が本格化する見通しだ。
 10日夜に朴宜春(パク・ウィチュン)外相が率いる北朝鮮外交団がカンボジア入りするのを受け、韓国外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官と朴外相が会議期間中に接触する可能性も指摘され関心を集めている。
 9日のASEAN外相会議に続き、10日にはASEANと韓日中(ASEANプラス3)外相会議が開かれ、金融分野での協力などについて協議した。続いて開かれた韓国・メコン外相会議では、韓国とメコン川流域諸国との協力基金創設のほか、災害管理、食糧安保、ミャンマー民主化など域内の懸案について意見を交換した。
 12日に開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議では北朝鮮の核問題や対立が深まる南シナ海の領有権問題が焦点となる見通し。議長声明に盛り込まれる文言をめぐって韓国と北朝鮮の間で激しい綱引きが行われると予想される。
 韓国政府は北朝鮮に弾道ミサイル発射を禁止した国連安全保障理事会決議を順守するよう促す内容を盛り込むことを目指す。

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