辞職の意向を表明するセヌリ党の李漢久院内代表=11日、ソウル(聯合ニュース)
辞職の意向を表明するセヌリ党の李漢久院内代表=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】与党セヌリ党の李漢久(イ・ハング)院内代表は11日、同党の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)国会議員に対する逮捕同意案が国会で否決された責任を取り辞職した。
 鄭議員は李明博(イ・ミョンバク)大統領がソウル市長だった当時、副市長を務めた最側近の1人。李大統領の実兄、李相得(イ・サンドゥク)前国会議員が貯蓄銀行から不正資金を受け取り逮捕された事件で、現金授受の場にいたとされており、検察が逮捕状を請求していた。
 国会議員を国会会期中に逮捕するには、逮捕同意案の可決が必要だったため同日、採決が行われた。同意案は賛成74、反対156、棄権31、無効10で否決された。
 李院内代表は否決直後に記者会見を開き、「国会が刷新したことを国民に示すことが出来ず、申し訳なく思う」と辞意を表明した。


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