YGエンターテインメントは先月初めに現代カードとのプロジェクト、「BIGBANG Re-Branding」と「RE-MONSTAR」を発表した。
「BIGBANG Re-Branding」は、人気グループBIGBANGのブランドアイデンティティーを革新するプロジェクト。ブランド管理に強みを持つ現代カードと共にBIGBANGの新しいロゴのほか、ブランドとしてのBIGBANGを紹介するガイドブックを製作した。
「RE-MONSTAR」は、BIGBANGが6月に発表した曲「MONSTAR」を、ミュージシャンらが独自のスタイルに編曲し、現代カードが運営する音楽サイト「現代カードミュージック」を通じ発表するプロジェクトだ。トップ3に入ったミュージシャンはYGエンターテインメントからデジタルシングル制作の支援を受け、現代カードミュージックからは公演の機会が与えられる。
YGエンターテインメントは第一毛織ともプロジェクトを進め、来年初めに世界の10~20代をターゲットにした衣類の新ブランドを立ち上げる予定だ。
これに先立ち、5月には人気ガールズグループの2NE1(トゥエニィワン)がインテルのノートパソコン「ウルトラブック」のテーマソングの制作に参加するプロジェクトも発表した。
SMエンタテインメントは4月、ハンバーガーショップ「クラジェバーガー」を手掛けるクラジェインターナショナルと共に外食企業「SMクラジェ」を設立した。SMクラジェは年内にソウルに1号店をオープンする予定だ。
来月10~19日にソウルの総合展示場、COEXで開かれるSMエンタテインメントのコンテンツ展示会「S.M.アートエキシビション」でもグローバル企業とのコラボレーションコンテンツを公開する予定だ。
JYPエンターテインメントはリーボックとプロジェクトを進める。所属歌手らの新曲やミュージックビデオの制作にリーボックが参加し、JYPエンターテインメントのプロデューサーでもある歌手のパク・チニョンがリーボックのクリエイティブプロデューサーとして活動する。
BEASTや4minuteが所属するキューブエンターテインメントはスニーカー専門店「シューマーカー」とプロジェクトを展開ている。両社は先月、BEASTのメンバーが直接デザインしたスニーカーを披露し注目を集めた。
◇双方にメリット、コラボは必然
芸能事務所と企業のコラボレーションプロジェクトが活発になった背景について、専門家らは、文化マーケティングの重要性を認識した企業と事業多角化の必要性を感じた芸能事務所の利害が合致した結果だと口をそろえる。
大衆文化評論家のチャン・ドクヒョン氏は「文化マーケティングが必要な企業が大衆文化の『生産基地』の役割を果たす芸能事務所と手を組むのは自然なことだ」との見方を示した。
YGエンターテインメント・ブランド戦略チームのイ・ユンホチーム長も「ブランドとブランドが作り出す相乗効果」に注目している。イ氏は第一毛織とのプロジェクトを例に挙げ、「第一毛織は海外のファンが多いアーティストが所属するYGエンターテインメントとの協力を通じ、世界のファッション市場を攻略する上で有利な位置を占めることができ、YGエンターテインメントは事業多角化のチャンスを得ることができる」と説明した。
現代カード関係者も「金融とエンターテインメントの分野でそれぞれ革新的なブランドとして認められている両社が手を組めば、さらに価値あるコンテンツを生み出すことができるとの期待からコラボレーションを始めた。今後もさまざまなプロジェクトを披露する」と話している。
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