韓国政府は2月、離散家族再会に向けた赤十字実務接触を北朝鮮に提案したが、この提案が依然として有効だということを北朝鮮に知らせるか、または別の新たな提案を行うかについて検討を進めているという。
政府当局者は「離散家族再会は政府の最優先課題だ」とした上で、柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官が先ごろ国会で離散家族再会の提案について言及したと説明した。柳長官は先月25日に開かれた国会外交通商統一委員会に出席し、「光復節や秋夕を機に、これまで韓国が北朝鮮に行った提案が有効だということを知らせ、北朝鮮が応じるよう促す考えだ」と述べた。
韓国政府は光復節前後に、北朝鮮に対し離散家族再会を提案するか、再開を促す可能性が高いとみられる。
統一部の朴秀珍(パク・スジン)副報道官は同日の会見で、「政府が2月に行なった北朝鮮への提案は依然有効だ」としながらも、離散家族再会と関連し、今後の政府の方針については「今のところ、何も話すことはない。検討中だ」と述べた。
ただ、離散家族再会を提案しても、今の韓国政府は相手にしないと公言してきた北朝鮮が応じるかどうかは不透明だ。
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