韓国映画「神弓―KAMIYUMI―」のキャスト、公開日、あらすじ
丙子胡乱にスポットを当てた同作品は、戦争で国が守ることができなかった民の胸痛むドラマと強力な伝統武器「弓」という変わったテーマの作品。明快なアクション映画で、800万人以上の観客を動員し、昨年の韓国映画最高の興行作として突風を巻き起こした。
日本公開に先立ち、出演者ムン・チェウォンに見どころや撮影エピソードを聞いた。
<b>-撮影で印象に残っているシーンは。</b>
一番印象に残っているのは、結婚式の日に、清の軍隊に首に縄をつけられて引っ張られ、連れ去られるシーンです。あの撮影には4日間もかかったんですよ。あのシーンを撮りながら、「ああ、これはかなり険しいことになる。並大抵の映画ではないんだな」と覚悟しました。
<b>-肉体的にもかなり大変だったようだが。</b>
男性の共演者たちに比べれば、私はそれほどではなかったとは思うのですが、やはり体力的にも、精神的にも全員がハードな撮影だったと思います。でも、私にとっては楽しい撮影でもあったんです。この作品に出演する以上、覚悟を持って参加していましたし、完成したらどんな映画になるんだろう、という期待を抱きながら、ずっと撮影をしていました。
<b>-楽しかったというのは、具体的にどのような点か。</b>
個人的に、共演者への期待というのがとても大きかったです。パク・ヘイルさんの作品はすべて見ていて、本当に力のある俳優さんだと思っていましたし、リュ・スンウォンさんは、「風の意志」で共演したことがあります。皆さん本当に演技派で、そうした方々と共演できることが何より楽しかったんです。だから、この映画は大ヒットしそうだ、というような意味ではなく、きっと素晴らしい作品になる、という期待でワクワクしていました。
<b>-「神弓」は韓国で2011年の観客動員、興行収入共に第1位という国民的大ヒットになったが、その要因とは。</b>
私は演出家ではないので専門的なことは言えませんが、良質なストーリーと娯楽性が共存した作品だと思います。個人的には、とてもエンタテインメント性のしっかりした作品だったと思います。観客の目と耳を引きつけ、息つく間もないほどずっと緊張感が持続しますし、同時にとても楽しい映画でもあるので、そういったところが支持された理由ではないでしょうか。
<b>-特に好きなシーンは。</b>
これは弓を見せる映画ですから、パク・へイルさんもリュ・スンリョンさんも、とにかくたくさん弓を引きます。そしてこれは朝鮮の弓と、清の弓の対決でもあります。ですが、その闘いの中、ジャインが引く弓は“兄を助ける弓”なんです。そのシーンはジャインというキャラクターをとてもよく表現していると思いますし、私にとってはとても印象に残るシーンでした。
<b>-今後、どのような役を演じてみたいか。</b>
実は、二つの人格を持つ役というのを演じてみたいとずっと思っていたのですが、今度出演する「やさしい男」という新しいドラマが、まさにそうなんです。私は、事故で脳に損傷を受けて、記憶喪失になり、そのために人格が変わってしまう女性を演じるので、とても楽しみにしています。
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