選手らを激励する劉監督=8日、ロンドン(聯合ニュース)
選手らを激励する劉監督=8日、ロンドン(聯合ニュース)
【ロンドン聯合ニュース】「金メダルより価値ある銀メダルだ」――。
 ロンドン五輪の卓球男子団体で銀メダルに輝いた韓国代表の劉南奎(ユ・ナムギュ)監督は8日、最後の五輪舞台で闘魂を燃やしたベテラン選手らをたたえた。
 韓国代表はこの日、中国との決勝戦で0-3で敗れた。世界ランキング10位の朱世ヒョク(チュ・セヒョク)、同11位の呉尚垠(オ・サンウン)、同17位の柳承敏(ユ・スンミン)らベテランからなる韓国はプライドをかけ、金メダルを目指したが、世界ランキング上位を占める中国の壁を乗り越えられなかった。
 劉監督は、「けがやハードな試合日程などで十分に練習もできなかったが、しっかり役割を果たしてくれた。金メダルより価値ある銀メダルを獲得した」と言葉を詰まらせた。
 また、「この1年半の間、五輪を準備しながら厳しく当たったけれど、最後まで私を信じて付いてきた。ベテラン選手らが最後の五輪で200%活躍した」と労をねぎらった。
 ここ10年間、韓国卓球を支えてきたこれらの選手らは今回の五輪で代表を引退する。バトンを受け継ぐ次世代の選手らが明確な目標意識を持ち、十分に練習すれば、次回の五輪とアジア大会では中国の壁を乗り越えられると、劉監督は強調した。

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