田月仙は、二期会のオペラ歌手として世界各国の舞台で公演する一方、在日コリアンの声楽家で30年にわたり日本に朝鮮半島の歌を紹介するなど日本・韓国・北朝鮮を歌でつないできた第一人者。また、日本、韓国、北朝鮮の首脳の前で独唱した歌手は、一人しかいない。2004年にはNHKのETV特集「海峡を越えた歌姫」でその人生が紹介された。また最近では2012年に発売した「K-POP遙かなる記憶」(小学館)や「禁じられた歌 朝鮮半島音楽100年史」(中央公論新社)ノンフィクションの執筆、「K-POP青春グラフィティ」(NHK)企画などなど韓国音楽研究者としても知られている。
田月仙は、いまリサイタルシリーズ「海峡のアリア」を続けている。これは、歴史に埋もれた歌を掘り起こし、歌に込められた人々の気持ちに思いをはせ、それを再び自らの解釈で歌うというもので、田月仙が執筆した自伝的著書「海峡のアリア」(小学館ノンフィクション大賞優秀賞)をきっかけに始めた。今回はオペラアリアの他、「アリランメドレー」や日韓歌曲集など田月仙ならではのプログラムをお届けする。
【詳細】「海峡のアリア」公演のホームページ
http://calaf.net
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