ことしで17回目となる釜山国際映画祭が4日に幕を開けた。アジア最高の映画祭と言っても過言ではない映画祭。17回目を迎えることし、75カ国から304作品が招待された。

ユ・ジテ の最新ニュースまとめ

 開幕作と閉幕作はともにアジア映画に決定するなど、アジア映画に対する比重が高まっているのがわかる。
 
 ベルリンとカンヌ映画祭で受賞された映画をはじめ、現代映画の流れをひと目で見ることができる傑作が、観客を迎え入れる。

 また、異色の特別イベントや企画も準備された。戦火の中で流失寸前だった作品を救い復元した「アフガニスタン国立映像資料院特別展」は、世界で初めて行われるイベントだ。さらに、ヨーロッパの映画監督が北朝鮮を訪れ、現地で直接撮影したドキュメンタリー映画も上映される。俳優ユ・ジテの長編デビュー作や在日韓国人監督として初めてアカデミー賞外国語部門にノミネートされたヤン・ヨンヒ監督の「家族の国」も注目すべき作品だ。

 映画と浜辺のロマンが共存する釜山国際映画祭。ことしも世界各国からの多くの作品が観客を楽しませてくれることだろう。