【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳佑益(リュ・ウイク)長官は22日、ソウル市内のホテルで開かれた「統一と韓国経済」をテーマにした国際会議で基調演説し、「朝鮮半島の分断状況を安定的に管理し、現状を維持していくことが自国の利益に合致するという消極的な考え方を脱却すべき。周辺国は朝鮮半島の統一に対する古い思考の枠組みと決別する必要がある」と述べた。
 日本、米国、中国、ロシアの4カ国に対し、朝鮮半島の統一に向けた前向きな姿勢を促したものと受け止められる。
 柳長官は「朝鮮半島の統一は韓国が主導すべき」とする一方で、周辺国の協力があれば、より早く、安定的かつ効率的に統一を進められると指摘。日米中ロの4カ国には朝鮮半島の分断に対する歴史的責任があり、統一に協力する義務を負っていると強調した。また、韓国政府が進める統一財源の確保についても、国際社会の協力を呼びかけた。

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