2009年8月と2010年6月の2度の打ち上げでは軌道投入に失敗しており、今回が最後のチャンスだ。成功すれば、独自開発したロケットを打ち上げた10番目の国として記録される。
しかし、またも軌道に投入できなかった場合、この10年間で約5200億ウォン(約380億円)という膨大な予算が投じられた羅老開発事業は総体的に失敗と評価されることになる。
ロケット上段に搭載された衛星は、打ち上げ540秒後に高度302キロの軌道に投入される予定だ。向こう1年間、一日に地球を14周しながら宇宙放射線とイオン層を測定する。反作用ホイールやフェムト秒レーザー、映像センサーなど国産化部品を検証する役割も果たす。
25日は打ち上げ準備の最終リハーサルが行われたが、異常兆候は認められなかったもようだ。
当日の26日は、打ち上げ管理委員会が午前中に気象状況などを踏まえ打ち上げ時刻を話し合い、午後1時半ごろ発表する予定だ。気象庁の予報では、昼から曇り始めるものの、落雷は発生しないという。
打ち上げの約2時間前から燃料注入が始まる。予定時刻の約20分前に打ち上げの最終指示が出され、3.8秒前に1段目のエンジンが点火される。
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