政府とスポーツ界関係者が23日に明らかにしたところによると、ロゲ会長は7日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記宛ての書簡を通じ、IOCは南北単一チームの実現に向け積極的にサポートするとの意向を示すとともに、両国の努力を求めた。IOC会長が南北にこうした書簡を送ったの初めてのこと。
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ロゲ会長は、南北単一チーム構成論議の初期段階から、主導的役割を果たし深い関心を示している。2003年3月にギリシャ・アテネで開かれた各国五輪委員会連合(ANOC)総会期間中には、ロゲ会長の主宰で当時の大韓五輪委員会(KOC)の李衍沢(イ・ヨンテク)委員長と朝鮮五輪委員会の趙相男(チョ・サンナム)副委員長が会談、単一チーム構成に関する原則的な合意文章を発表した。その後も単一チームで北京五輪に参加するには、8月以前に最終合意が必要だとし、積極的な支持の姿勢を示していた。
一方、統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は23日、北京五輪の単一チーム構成に向け29日に北朝鮮の開城で南北体育会談を開催すると明らかにした。第1回会談が昨年12月に行われたが、選手団構成方法と合同訓練などをめぐり意見の隔たりが大きく、6カ月にわたり交渉が中断されていた。ロゲ会長の要請を受けての再開に、その結果が注目される。
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