国内最大の短編映画祭であるアシアナ国際短編映画祭が閉幕した。

 ことしで10周年を迎えたアシアナ国際短編映画祭は、映画の基本となる短編映画見直そうと2003年にスタートした映画祭。新人監督の登竜門にもなっている。

 一定の成果を収めてきたのは事実だが、クレルモンペランのように国際的な映画祭として成長するには、まだ長い道のりといえるだろう。映画を売買するマーケットを導入、また国内と国際競争を分離するなど、外縁を拡張する必要性も提起されている。しかし、映画産業の基礎となる短編映画祭を広めることが最も急であるのが実情だ。

 短編映画の道案内的な役割を果たしてきたアシアナ国際短編映画祭。10年後はどんな姿に変わっているのか、注目が集まっている。