【ソウル聯合ニュース】世界輸出市場でシェアトップを占めた韓国製品の品目数が大幅に減少した。トップの座を明け渡した品目の半分は中国に奪われた。
 金融投資業界と韓国貿易協会の国際貿易研究院によると、2011年に世界輸出市場でシェアトップを記録した韓国製品は半導体、鉄鋼、船舶、石油化学など計61品目で、前年より10品目減少した。シェアトップを奪われたのは26品目で、新たに1位となったのは16品目。
 世界1位の品目の輸出額も2010年1256億1000万ドル(約11兆円)から2011年には17.7%減の1034億3000万ドルを記録。2007年以来4年ぶりに増加率が減少に転じた。
 シェアトップの座を明け渡した26品目のうち、12品目は中国に奪われた。中国が韓国を追い越した品目数は2009年に2品目、2010年に7品目、2011年に12品目と毎年増加傾向にある。
 韓国が2010年に続き2年連続で1位を維持したのは45品目で、新たに1位に浮上したのは16品目だった。ただ、これらの16品目は2位との差が10ポイント未満であり、競争力の強化が必要と分析される。
 世界輸出1位品目の最多保有国は1431品目の中国で、次いで777品目のドイツ、589品目の米国、230品目のイタリア、229品目の日本だった。
 韓国は輸出総額の規模が5552億ドルで世界7位の貿易国だが、1位品目の保有ランクは15位にとどまっている。

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