【済州聯合ニュース】済州道観光協会は20日、年初から今月19日までに済州島を訪れた外国人観光客は14万6122人で前年同期比31.5%増加したと明らかにした。
 外国人観光客は中国人と日本人が大半を占めるが、中国人は急増したのに対し、日本人は減少し、観光業界で明暗が分かれた。
 同期間の中国人観光客は10万9296人で、前年同期に比べ61.2%の大幅増となった。春節(旧正月)連休に当たる今月8日から17日にかけては過去最多の3万6488人が済州島を訪れた。この影響で、中国人客の多い島内2か所の免税店は売り上げを前年比20%以上伸ばした。ホテルなどの宿泊施設は春節連休が終わっても70%以上の予約率を維持している。
 これに対し、日本人観光客は前年同期比約40%減の1万685人にとどまった。日本人観光客を主な客層とするホテルは予約率が50%台に落ち込み、日本人を対象とする旅行会社も売り上げが70~80%ほどに減少したという。
 観光業界は、中国との直行便の活性化で中国人観光客はさらに増えると見込んでいる。一方、ウォン高・円安や領土問題などで日本人観光客の回復は当面期待できない見通しだ。

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