インターネットで見る漫画・ウェブトゥーンが映画やドラマに続き、広告市場においても勢いが増している。面白く身近に感じやすいイメージが広報評価を拡大しているという。

 光州事件の痛みを表現し、昨年興行突風を起こした韓国映画「26年」。人気作家カンプルのネット漫画・ウェブトゥーンを映画化したという点で、大きな関心が寄せられた。

 ウェブトゥーンは重く難しいテーマであっても、簡単に解析できるメリットがある。そのため、若者を中心に爆発的な人気を誇っている。

 スマートフォンなどのスマート機器の利用者が多様なコンテンツを求める中、ヒット商品として浮かび上がったウェブトゥーン。映像コンテンツの人気アイテムのみならず、企業商品やサービスのマーケティング広告手段としても脚光を浴びている。

 ウェブトゥーンに登場するキャラクター人気は芸能人に劣らない。自動車やインターネットサービス、飲食料などの広告モデルとして活躍したりする。ウェブトゥーン「放すな 精神綱」で人気作家となったシン・テフン氏は、キャラクターだけでなく本人も広告モデルとして活躍し、人気を実感している。

 ウェブトゥーンのキャラクターに対する消費者の拒否感がない点、モバイルコンテンツ利用者が全年齢層で拡大している点で、広告市場も注目しているようだ。

 ポータルサイトなどを通しウェブトゥーンの収益性が保障され、ウェブトゥーンが映画などの映像コンテンツとして進化している点で、ウェブトゥーンを活用した広告市場は<br>より拡大していくと見られる。