朴槿恵大統領は歴代大統領よりも、文化の重要性を強調した。新たな未来を築くための方向性として、経済復興と国民の幸福と共に文化隆盛を挙げた。「韓流」と称される文化コンテンツが世界に大韓民国のブランド価値を高めており、他産業との融合を通じて新しい産業類型を創造する韓国の文化産業に対した自信のあらわれのようだ。さらに、文化産業を創造経済の原動力にするという意思も明らかにした。
大統領職引継委員会における5大国政目標にも、文化分野を盛り込んだ朴大統領。国民の文化基本権を保障する「文化基本法」制定や文化財政2%達成など、朴槿恵政府の文化政策の課題は山積みだ。しかし、文化コンテンツをグローバル・キラーコンテンツに育成し、文化と産業が融合した時代を作るという新大統領の意思は確かだ。
新時代の生き方を変える「文化隆盛」の時代。文化が未来産業のひとつの部門として、また国民福祉の重要な軸として、位置付けられていきそうだ。