同事務所によるとバーン副社長は先月21日にニューヨークの民間団体コリア・ソサエティーで講演し、韓国の国債発行要件は同じ「Aa3」に格付けされている中国、ベルギーや、最上位の「Aaa」であるカナダ、オーストラリアと比べても相対的に良好であるとした。特に国内総生産(GDP)に占める政府債務の割合がオーストラリア、スウェーデンと同程度で、比較的良好な水準だと評価した。
また、ウォン高・円安や公的債務、個人負債などのリスクは管理可能なレベルだと指摘した。バーン副社長は「円安は短期的には輸出に打撃を与えるが、サムスン電子や現代自動車などのブランド力と商品競争力で長期的影響は限定的だ」と見通した。
韓国の公的債務については米国、メキシコ、ブラジルなど29カ国・地域中12番目に高いと指摘。ただ、GDPに占める割合は20%前後で管理できる水準だと述べた。個人負債については経済成長や通貨政策を阻害する可能性があるものの、増加ペースが鈍化しているのは好材料だとした。
北朝鮮の核実験強行などで高まった地政学的リスクについては、韓国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に影響する程ではないとして、国債格付けにも影響しないと予想した。
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