5社はズボンの裾上げには対応するものの、服が破れたりボタンをなくしたりした場合の対応はしていない。
SPAブランドとは、顧客の需要と市場動向に合わせ1~2週間の間に多品目の製品を大量に供給し流通まで独自に行う「ファストファッション」を指す。
韓国ではこの5社が市場を握り、2011年の市場規模は1兆9000億ウォン(約1670億円)を超え、年間50%以上の成長を見せている。
調査の結果、「ユニクロ」「GAP」「ZARA」は委託業者を通じ有償修理を受けられることが分かった。「H&M」と「MANGO」は委託の修理業者もなく、消費者が自分で修理業者を探さなければならない。ただ、有償修理を受けられるといっても「修理は難しい」などの理由で断られるケースも多い。
輸入ブランドとは違い韓国のSPAブランドはほとんどがASセンターを運営している。イーランドが手がける「SPAO」と「MIXXO」やcodes combineの同名ブランドは、公式ASセンターを運営し修理を受け付けている。
SPAブランドは「手ごろな値段で1シーズン着て捨てる使い捨てファッション」といわれ、環境への悪影響が指摘される。ASセンターを設けていないため、衣類ごみの量産を懸念する声も聞かれる。
SPAブランド側は国外で生産・完成し韓国に輸入される衣類は消耗品の保有義務がなく、収益の構造上ASセンターを運営するのは難しいと主張する。
コンシューマーリサーチ関係者は「SPAブランドの安価な製品を購入し、後日修理のためあらためて店舗を訪れASセンターがないことを知って、ブランドにだまされたと感じる消費者が多い」と伝えた。
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