協議会で発言する金仲秀総裁=(聯合ニュース)
協議会で発言する金仲秀総裁=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁が26日、低金利政策による弊害を重ねて強調した。
 前日には玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相(企画財政部長官を兼任)が景気浮揚に向けた利下げの必要性に言及したばかりで、早くも新政権の経済政策と韓国銀行の通貨政策の間にずれが生じているとの懸念が広がっている。
 金総裁は同日、保険協会や金融投資協会など非銀行金融協会の会長らとの協議会で、先ごろ出席した国際会議に言及し「グローバル投資銀行のトップらは『(低金利政策が長引くことで)われわれが気付かないうちに経済的脆弱(ぜいじゃく)性が生じるのでは』と話していた」と伝えた。
 金総裁は22日の市中銀行頭取との金融協議会でも「利率が低すぎて『バブル』を懸念する声もある」「資金需要が生産性と結びつかない」などと指摘していた。
 こうした発言は、玄副首相の25日の発言と正反対だ。玄副首相は記者団に対し「財政の健全性も重要だが、景気の安定も考慮する必要がある。政策パッケージには金融部門が当然含まれる」と述べ、利下げの必要性を示唆した。

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