チョン・ミョンフン、トニー・アン、ムン・ヒジュン、ウン・ジウォン、デニー・アン(上段左から)
チョン・ミョンフン、トニー・アン、ムン・ヒジュン、ウン・ジウォン、デニー・アン(上段左から)
90年代、一世を風靡(ふうび)したアイドル「H.O.T.」のムン・ヒジュンとトニー・アン、「Sechs Kies」のウン・ジウォン、「god」のデニー・アン、「NRG」のチョン・ミョンフンら、”第一世代アイドル”と呼ばれた5人がリアリティ番組に出演し、視聴者のもとに帰ってくる。

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 ケーブルチャンネルQTVが来る16日、放送をスタートさせる「20世紀美少年」は、彼らがアジトに集まり、過去と現代について語り合う番組。一時期は”美少年”と呼ばれていた彼らが、いまでは30代中盤となり、35歳の”未少年”に。元アイドルらの集結は、視聴者の興味を誘っている。

 同番組は、映画「建築学概論」やドラマ「応答せよ、1997」など、昨年相次いで発表された”90年代復刻ブーム”とその軸は同じだ。

 出演者らが全盛期を築いた1990年代には、ケーブル番組で彼らをひとつに集めて、語り合わせるのは不可能なことだった。

 9日午後、ソウル市内にあるCOEX(コエックス)で開かれた制作発表会でムン・ヒジュンは「『応答せよ、1997』を見て、昔の記憶が蘇ってきた。私たちが見ても、楽しかった思い出が多いからだ」とし、「私たちが主人公となり、番組を作ったらきっと面白いだろう、と思った」と番組制作までの過程を説明。

 実際に「20世紀美少年」は、「過去には明かすことができなかった話、心境、思い出をいまなら話せるのではないだろうか」というムン・ヒジュンの提案によって実現したのだ。

 彼は、また「78年生まれの同い年が集まり、本当に楽しく撮影を行った」とし、「私たちの”いま”の姿で番組を作り上げたかった」と紹介した。

 「H.O.T.」で苦楽を共にしたトニー・アンは「1990年代には、私たちが集まることは、絶対に不可能だった」とし、「40代になる前に集まって、1990年代の思い出を語り合うことができたら、どんなに良いだろうと思っていた」と心境を明かした。

 出演者たちは、過去に各自が得ていた人気など、視聴者が共感するストーリーを余すことなく出し切る予定だ。

 また、アジトで食事を自分たちで作り食べ、また過去を思い出すことができる様々なグッズが置かれた”記憶の部屋”に入り、いままで語られることがなかったエピソードについてもカミングアウトする。

 この日のイベントに参加したウン・ジウォンは「招待したい90年代アイドル」を聞かれると「『Fin.K.L』のイ・ジンを招待したい」と答え、「当時は、深く傷つく出来事が多かったようで…」と明かした。

 チョン・ミョンフンは「『NRG』のメンバーには、番組に出演することを伝えなかった」とし、「彼らの近況は、ニュースを見て知っている。出演を知れば『がんばれ』と応援してくれるだろう」と語った。

 また、メンバーたちの近況について「イ・ソンジンとムン・ソンフンは事業がうまく進んでいる」と伝えた。

 一方、デニー・アンは「god」でメインボーカルを務めたキム・テウを話題にあげ「ファンたちは最初、ソン・ホヨンがメインボーカルだと思っていたようだ。キム・テウの身長がもう少し低く、目がもっと大きければ、どうなっていただろう、と考えていた」とジョークを飛ばし、周囲を爆笑の渦に巻き込んだ。

 なお、「20世紀美少年」は毎週火曜日(夜9時50分~)韓国で放送される。

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