【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は11日、金融通貨政策会議後の記者会見で、国内・海外の経済環境を踏まえ、今年の経済成長率見通しを従来の2.8%から2.6%に0.2ポイント引き下げると発表した。来年の成長率は3.8%と予測した。
 韓国銀行は、今年の成長率を昨年10月時点では3.2%と予測していたが、今年1月には2.8%に引き下げた。同行の予測値は政府予測(2.3%)を0.3ポイント上回る。
 金総裁は、昨年7~9月期に前四半期比で0.1%成長すると見込んでいたが、実際には0.0%となり、0.4%の成長を予測した10~12月期は0.3%を記録したと説明。2四半期の予想を下回る成長が成長率見通しの下方修正に0.1ポイントの影響を与えたと述べた。残りの0.1ポイントは対外環境の変化やウォン高・円安などを考慮したものだという。
 韓国銀行は、今年1~3月期と4~6月期の成長率はそれぞれ前四半期比0.8%、7~9月期と10~12月期はそれぞれ同1.0%ほどと予測。物価上昇率は今年が2.3%、来年が2.8%と見込んだ。

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