クムヨン
クムヨン
日本でも放送された大ヒット韓国ドラマ「シティーハンター」や「私の期限は49日」などの韓国版オリジナル・サウンド・トラック(OST)を歌い、その安定した歌唱力で定評のある歌手クムヨン。音楽ファンだけでなく、ドラマファンをも虜にした彼が日本で初ソロライブを繰り広げている。

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 韓国ドラマ&K-POPファンが集う新大久保にて、現在(2013年4月)3週間に及ぶライブを行っているクムヨンは、50曲ちかいレパートリーを準備し、毎回異なるカラーのステージで観客を楽しませている。パワフルかつ感性豊かな歌唱力を誇り、バラードからロックまで幅広いジャンルを行き来するステージはまさに圧巻だ。

 今回、ステージを終えたクムヨンがインタビューに応じ「歌手引退を考えたこともあった」としながら、再起をかけて来日した心境を赤裸々に語ってくれた。

<b>-歌手になったきっかけ</b>
17歳の頃にヒップホップ音楽に目覚め、学校や地域のイベントで歌っていました。その後、18歳の頃、青少年歌謡祭に出場し、そこで審査員をしていたギタリストの方にスカウトされたのをきっかけに、本格的に音楽の道を歩み始めました。

<b>-日本、そして日本ファンの印象</b>
今回の来日は4回目なのですが、初めて来たのは、小学4年生のときです。サッカー選手として活躍していて、慶尚北道(キョンサンプクト)地区の代表に選ばれて小学生の日韓サッカー大会に出場することになったのです。“日本に行ける”というわくわくした気持ちと同時に、“試合では絶対に負けたくない”という敵対心があったのですが、実際に日本に来てみたら、敵味方は関係なく、日本人選手やスタッフがとても親切にしてくれました。その姿を見て、試合の勝敗にばかりこだわっていた自分が恥ずかしくなり、日本人の親切な心に感動したのを今でも鮮明に覚えています。当時は、日本人選手と仲良くなったのですが、いまは連絡が途絶えてしまって残念です。それから、僕が「J-Symphony」として活動していた頃からずっと応援してくれている日本ファンの方々がいます。今回、ライブでその方々にも会うことができて、とても懐かしく、そして感謝の気持ちでいっぱいです。

<b>-日本に来て驚いたことは?</b> 
日本の方々はマナーが良く、歩きタバコをしている人を見かけませんし、街がとてもきれいなことに驚きました。それから、韓国では親しくなると、良い意味でも悪い意味でも相手との距離が近くなるのですが、日本では“親しき仲にも礼儀あり”ということをしっかりと守っていて、すばらしいと思います。

<b>-“サッカー選手と歌手”、進む道に迷ったことは?</b> 
サッカーを頑張っていたのですが、けがをしてしまい、早くに選手の道は諦めることになりました。その後、音楽の道を進むことを決意してからは、他の夢と迷ったり、悩んだりしたことはありません。ただ、一度だけ歌手を引退することを考えたことがありました。でも、今回日本に来てみて、僕のことをずっと待っていてくれたファンの姿を見て、少しでも引退を考えた自分が情けなく思い、もっと頑張らなければ、という気持ちになりました。

<b>-休日の過ごし方</b>
20代も後半になると、友人たちとの遊びと言えばお酒を飲むことですよね。でも僕は、見た目に反してお酒が全く飲めないんです。ほんのちょっとビールを飲んだだけで、次の日は二日酔いです。本当に少しも飲まないので、休みの日はスポーツやゲームをして過ごします。昔からやっていたサッカーはもちろん、バスケットボールも得意なので、よく友人たちと楽しんでいますよ。ゲームに関しても「ワールドサッカー ウイニングイレブン」などのスポーツゲームが好きです。総合して言うと、あまり人と話さない遊びばかりしているようですね(笑)。

<b>-挑戦してみたい音楽のジャンル</b>
僕は、音楽を深く意識するのではなく、観客の方々と楽しめるステージを作りたいと常に思っています。明るい曲は一緒に跳びはね、悲しいバラードは一緒に泣けるような、そんな音楽を届けていきたいです。あえて一つだけ挑戦したいジャンルを挙げるとすれば、ロックミュージックです。

<b>-コラボレーションしてみたい日本アーティスト</b>
まずは、日本で歌うことが僕のスタートなので、コラボレーションのステージを考えたことがありません。でも、好きな日本のアーティストは清水翔太さん、「LOUDNESS(ラウドネス)」、平井堅さん、アンジェラ・アキさん、「X-JAPAN」、「安全地帯」など、挙げればきりがないくらいたくさんいますよ。特に清水翔太さんの声、アンジェラ・アキさんの音楽が大好きでよく聴いています。

<b>-今後の活動計画</b>
ファンの方が待っていてくれれば、いつでも、どこにでも行って歌いたいと思っています。ステージに立つと、自分のコンディションも忘れて100%以上の力で歌うくらい音楽を愛しているので、機会さえ頂ければいつまでも歌っていきたいです。

<b>-ファンの皆さんへメッセージ</b>
僕は、たとえファンが1人になったとしても歌い続けていきたいと思っています。常にステージではベストを尽くし、素敵な音楽を届けていきますので応援よろしくお願いします。

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