IU(アイユー)
IU(アイユー)
「歌手IU(アイユー)が見えないように細心の注意を払っています。まだそのような姿が見えるという話ならさらにもっと努力しなければならないということでしょう。歌手IUと演技者IUが完全に分離して見えるように努力しますよ」

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 KBS2TV週末ドラマ「最高だイ・スンシン」に主人公である歌手IUは「まだ大変で難しいですが、一歩一歩学んでいきたい」と気持ちを伝えた。

 彼女が主人公イ・スンシンに扮した同ドラマは、いつの間にか50部のうち20部まで放送された。

 しかし、大ヒットした同時間帯の前作「棚ぼたのあなた」や「私の娘、ソヨン」に比べて多少視聴率が低いのが事実。「私の娘、ソヨン」は8話で視聴率30%を越えていた。

 13日、江南区(カンナムグ)清潭洞(チョンダムドン)にある飲食店で開かれた記者懇談会でIUは「私は、まだドラマで演技をすること自体が慣れていない新人女優です」とし「これまで4~5年間、ステージと芸能番組で話をしてきたので、視聴者の皆さんは不自然に見えるでしょう」と率直に述べた。

 「最高だイ・スンシン」を通じて、初めてタイトルロールを飾ったIUはお茶の間で“歌手”というカラーを抜くことと、中高年層の視聴率を確保したKBS週末ドラマの特性上、お年寄りが見慣れなければならない、という2つの課題を抱えた。

 「私が歌手として活動していたため、これまでは若者が主に『IUだ!』と言っていましたが、最近はおじいさんやおばあさんが『スンシンだ』と言ってくださいます。ドラマに挑戦してよかったと思う瞬間です」

 IUは視聴率について「もちろん、土曜日は日曜日に比べて(視聴率が)上がりません」とし「よって、日曜日の朝は気になりますが、日曜日の視聴率が挽回してくれるので、月曜日の朝は気分が良いです」と笑顔を見せた。

 劇中、スンシンはジュノ(チョ・ジョンソク)の芸能事務所に入り、演技者の道に進む。しかしドラマは入ったばかりの新人に決して平坦ではない芸能界の現実を描きながら、スンシンをがっかりさせることになる。では、IUの新人時代はどうだったのか。

 「わたしは中3の時にデビューしたため、学校に寄って制服を着たまま音楽放送のリハーサルに行きました。新人であることに加え、若くて背も低くて警備員のおじさんがスタジオに入れてくれないこともありました。何回か追い出されたこともあります(笑)」

 しかし、意志が弱いスンシンとは違い、芸能界の生活を諦めたことはなかったと言う。

 「スンシンは壁にぶち当たると諦めてしまうタイプです。しかし、わたしは周囲の状況のせいで諦めたことはないです。本当に大変なときでも、最後までやり遂げようとさせてくれたのは、責任感でした」

 IUは「スンシンに比べてわたしは責任感が強いようです」とし「演技でも歌でも、どのようにしなければならないのかいつも悩みますが、『次はもっと上手くいけばいい』という考えで挑戦しています。昨日より今日がもっとよければいい、ということです」大人っぽく語った。

 ドラマが、いつの間にか折り返しに向かって走っている近ごろ、彼女は演技の楽しさにどっぷりとはまっている。劇中、ジュノに言うセリフを借りて「演技がわたしの心をこんな風に嬉しくさせるとは知らなかった」と述べた。

 この日の記者懇談会では、放送序盤に巻き起こったタイトルとポスター問題についての意見も聞くことができた。

 彼女は「(問題を)予想してはいました。しかし、思っていたより多くの方が気分を害されたようです」と述べ、「イ・スンシンという名前を使う立場から非常に申し訳ない気持ちになりました。決して、卑下する意図はありませんでした」と謝罪した。

 「デビュー以降、最近は心の状態が一番安定しているようです。過去に賞を総なめにしたときのように、ジェットコースターに乗っているような爽快な気分ではありませんが、安定しています。ドラマを始めてからわたしが書いた日記を見ると『良い。安定している』という言葉がずっと出てくるんです」


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