政策金利の据え置きを決めた金融通貨委員会の後に行われた記者会見で考えを明らかにした。金総裁は通貨交換について、「一方にだけメリットがあると考えて行うものではない」と述べた。その上で、日本の政界などで韓国から要請があれば延長するとの声が上がっていることについて、「そういう表現は適切ではない。双方にとって利益になるなら延長できる」とした。
また来月3日に期限を迎える韓日スワップの規模(30億ドル=約2842億円)についても言及。「規模自体に大きな意味はないし、韓中スワップと違い活用したこともない」と述べた。
一方、金総裁は来月に韓国の経済成長率見通しを上方修正すると明らかにした。今年の成長率について、先月の利下げや政府の追加補正予算の効果により4月時点の2.6%より0.2ポイント高い2.8%になると述べた。来年の成長率予想は同0.3ポイント高い4.0%になるとした。
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