長距離空対地ミサイル「タウルス」=(聯合ニュース)
長距離空対地ミサイル「タウルス」=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は19日、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官主宰の防衛事業推進委員会で、ドイツの長距離空対地ミサイル「タウルス」を随意契約で導入することを決定したと発表した。
 タウルスは敵の射程圏外にいる韓国軍のF15K戦闘機から発射されるが、輸送機や爆撃機などからもパラシュートを利用して発射できるのが最大の強みだ。発射後はターゲットの探知、航路変更、貫通、爆発までが自動で行われる。敵の対空レーダーを避けるため胴体と翼がステルス化されており、衛星利用測位システム(GPS)がなくても巡航や航路変更が可能だ。
 最大射程は500キロに達し、韓国中部の大田市で発射しても北朝鮮・平壌の戦争指揮部を攻撃できる。弾頭の重さは480キロで、最大6メートルの強化コンクリートを貫通して爆発する。
 防衛事業推進委員会は併せて、2017年までに2兆2000億ウォン(約1852億円)を投じ、韓国型機動ヘリコプター「スリオン」数十機を量産することを決めた。スリオンは最大離陸重量8.7トン、最大巡航速度は時速261キロで、重武装した兵士9人を乗せて2時間以上飛行できる。分速150メートル以上の速度で垂直上昇が可能だ。

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