金仲秀(キム・ジュンス)総裁が金融通貨委員会直後の記者会見で発表した。見通しは、韓国政府が6月発表した数値より0.1ポイント高い。消費者物価上昇率の見通しは2.3%から1.7%に引き下げた。
韓国銀行は来年の経済成長率の見通しも3.8%から4.0%に引き上げた。消費者物価上昇率も2.8%から2.9%に上げた。
金総裁は「緩やかながら成長が続いている。前期比の成長率は今年1~3月期に0.8%だったが、4~6月期はこれを上回るだろう」と話した。また、潜在成長率と実際の成長率との差を示すGDPギャップのマイナス幅は、昨年10~12月期をピークに次第に縮小しているとした。
一方、金融通貨委員会はこの日、満場一致で政策金利の据え置きを決めた。金総裁は5月の利下げと政府の追加補正予算の施行効果があらわれており、世界経済も全般的に上向き傾向と説明した。
米国の量的緩和縮小による影響については、全般的な流動性は減らず、米国が市場を驚かせるほどの急激な変化をもたらすことはないとの楽観的な見方を示した。
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