ミュージカル専門誌「ザ・ミュージカル」が13日、ソウル・忠武アートホールで劇団四季の韓国進出に関する討論会を開催した。討論会には、劇団四季の韓国進出作「ライオンキング」で演出を担う金孝経(キム・ヒョギョン)元ソウル芸術大学教授をはじめ、ミュージュカル協会のナム・ギウン事務局長や公演企画会社ショーノートのソン・ハンセム理事らが出席した。
 金孝経さんは討論会で「韓国のミュージカル界は制作者や投資者らが横暴で俳優が立つ場がない。俳優の養成と支援に積極的な劇団四季を見習い、国内のミュージカル界の体質を改善する必要がある」と主張した。

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 これに対しナム事務局長は、国内ミュージカルの体質改善が必要なのは事実だが、劇団四季ができるものではなく、むしろ劇団四季の韓国進出で国内ミュージカルが「自暴自棄」に陥ると述べ、否定した。

 ソン理事は、コンテンツの質やチケットの価格などに多くのバブル現象がみられた韓国のミュージカル市場は、劇団四季の進出で構造調整が避けられなくなったとし、今後は良質のコンテンツを低価格で供給できる製作会社だけが生き残れるとの見方を示した。

 劇団四季は、10月28日にオープンするソウル・シャーロッテ劇場で「ライオンキング」を公演する予定だが、国内の業界内外から強い反発の声が上がっている。

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