音楽市場を見ると、男性歌手やボーイズグループは「音盤」、女性歌手やガールズグループは「音源」市場で勢いを見せているようだ。

EXO の最新ニュースまとめ

 大衆音楽公認チャート「ガオンチャート」の7月第4週ランキング。デジタルチャートを見ると、1位のAileeをはじめ女性陣が10位圏内に5組入っている。一方で、同期間の音盤チャートには、男性歌手が7組ランクインしている。音源市場における女性歌手の勢いが見てわかる事例だ。

 上半期の音楽チャートもやはり「SISTAR」やイ・ヒョリ、「4Minute」らトップに輝いたのは女性が圧倒的。しかし音盤市場は雰囲気が違う。6月に初アルバムをリリースし1か月で30万枚以上を売り上げた「EXO」、予約販売量が発売後販売量の2倍となったキム・ジュンスら、音盤市場では男性が勢いを見せている。

 このような現象に対して業界では、“ファンダム”“大衆性”の差を挙げる。幅広い大衆性を基盤に“イメージ”で勝負するガールズグループに対し、特にボーイズグループは結束力が強いファンダムが形成されており、これが音盤販売量に繋がっている。

 ボーイズグループはサイン会やライブを通して音盤販売を促進させるが、ガールズグループは大衆的人気を得るため、放送活動に力を注いだりと広報戦略に違いが生じている。もちろん「BIGBANG」や「少女時代」のように、ファン層が多様で独自的なパワーを見せる例外もあるが、このような傾向は彼らだけのリーグで激しい生存競争を生んでいる。