定例会見で慰安婦問題の解決を促す趙報道官=13日、ソウル(聯合ニュース)
定例会見で慰安婦問題の解決を促す趙報道官=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は13日の定例会見で、旧日本軍の元従軍慰安婦12人が日本政府に1人当たり1億ウォン(約900万円)の損害賠償を求める訴訟に先立ち、民事調停をソウル中央地裁に申し立てたことについて、「日本政府は被害者が望み、納得できる方向で問題を早急に解決しなければならない」と強調した。
 また、慰安婦被害者のイ・ヨンニョさんが11日に亡くなったことについて、「弔意と哀悼の意を表す」と述べた。その上で、「(被害者の高齢化のため)時間がない。日本政府は現実に向き合い、被害者が真の謝罪を受け、満足できる解決策を取るよう積極的に努力すべきだ」と指摘した。
 韓国人被爆者79人が韓国政府を相手取り損害賠償を求める訴訟を起こしたことに関しては、「政府は被爆者問題が1965年に締結された請求権協定で解決できないとして、日本側に協議を要請してきた。日本政府は残念ながら協議に応じていない」と説明した。 
 日本の政治家が15日に靖国神社に参拝する可能性については、「靖国神社は戦犯が祀られており、侵略戦争を正当化する施設」とした上で、「参拝はあってはならない。韓国政府、韓国国民としては到底受け入れられない」との考えを示した。

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