【ソウル聯合ニュース】LG化学は21日、ソフトバンクモバイルに韓国企業で初めて基地局用UPS(無停電電源装置)のリチウムイオンバッテリーモジュールを納入すると明らかにした。
 ソフトバンクモバイルは日本国内に13万局の基地局を保有している第2位の携帯電話事業者で、現在900メガヘルツ帯の基地局を増設中だ。
 LG化学は先ごろソフトバンクモバイルのリチウムイオンバッテリーモジュール納入業者に選定され、今月から製品を本格的に納入している。年内の納入額は100億ウォン(約8億7000万円)未満とされる。
 日本の携帯電話各社はこれまで基地局用UPSに鉛電池を使用してきたが、近ごろリチウムイオン電池の価格競争力が大幅に向上し、エネルギー効率や寿命の面でのメリットが注目されるようになったことから、リチウムイオン電池を使う動きが広がっている。
 ソフトバンクモバイルだけでなくNTTドコモやKDDIなどほかの携帯電話大手も今後、基地局用UPSにリチウムイオン電池を使うとみられており、LG化学は日本での販路拡大に期待を寄せている。

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