BoA
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”アジアのスター”BoAが、ドラマに出演し”恋愛執着女”に変身する。

BoA の最新ニュースまとめ

 BoAはKBS2の2部作ドラマ「恋愛を期待して」にヒロインのチュ・ヨンエとして出演する。2000年にデビューして以降、本格的な演技に挑戦することは今回が初となる。

 デビューから13年目で新たなフィールドに足を踏み入れるBoAの表情には、貫禄からくる落ち着きと初挑戦へ”新人”としての緊張感が同時に見え隠れした。

 5日午後、ソウル市内で開かれたドラマ「恋愛を期待して」の制作発表会でBoAは「久しぶりに心から楽しみ、そして苦労しながら撮影しました。楽しく、そして気楽に見ていただけるドラマだと思います」と心境を語った。

 「恋愛を期待して」は、恋人に裏切られた女性チュ・ヨンエが、SNS恋愛相談家のチャ・ギテ(チェ・ダニエル)から”恋愛コーチ”を受けながら、恋を成就していく姿を描いたロマンチックコメディ。BoAは、恋愛をするたびに悪い男に引っかかってしまう女性を演じる。

「台本が本当におもしろく、監督からたくさんのことを学べる気がしました。2部作ということで、プレッシャーもさほど大きくはなかったです。事前制作ということもあり、良い環境のドラマになるという思いもありました。結果的に、とても幸せな作品といえるでしょう」

 しかし、その他の俳優と違い、BoAの出演が確定するまでにも紆余曲折があった。イ・ウンジンプロデューサーがBoAのキャスティングをめぐって、およそ3週間、苦心したのだ。

 「実は、大きな期待はありませんでした。監督が私を(女優として)あまり良く感じていないようだったので…。でも、頻繁に会おうと言ってくださり、監督と深い会話もしました。私のことを真剣に考えてくださっただけでも、とてもありがたかったです。この方とお仕事できたら、いままで見せることがなかった姿もお見せできるのでは、と思いました。3週間は長かったですが、その価値がありました」

 制作発表会でイ・ウンジンプロデューサーはBoAの演技について「”できない”のではなくて、今回が初挑戦だったため、今後さらに成長するでしょう」としBoAに75点を与えた。また、チェ・ダニエルについては「求める姿のとおり、演じてくれた」とし「90点」と彼を高く評価。BoAには「初作品に挑んだ姿勢と熱意に感謝を評したい」と称賛したが、プライドは多少なりとも傷ついたはずだ。

 「高い得点をくださったと思い、満足しています。最初から90点をもらってしまったら、私もきついので。そして、このような点数をくれた監督が私に『あまりにたくさんの人たちが期待してはいけないから、ハードルを下げようとした』と言いました。それで私も『作品が完成したら、演出点数を発表しますね』と言いましたよ(笑)」

 BoAは自身の実際の恋愛スタイルについて「演じたチュ・ヨンエのキャラクターと似ています」とし「実は、完ぺきといえる真実の恋はまだ経験していません。恋したいです」と正直に寂しそうな表情も見せた。

 いつも間にか、”ベテラン”の中堅歌手となったBoAだが、女優としては第一歩だ。歌手として積み上げてきた大きな成果がひょっとしたら新たな挑戦をする彼女にとって”荷物”になったかもしれない。

 「私は歌手、または審査員としてのイメージが強いですよね。私も他の歌手出身の演技者たちのように『歌手がどれだけ演技できるのか、見てみよう』という視線を受けることが、最も怖いです。ドラマで歌手BoAを探すよりは、ドラマ自体を気楽に見ていただけたら、と思います。放送が終わるとき『BoAがチュ・ヨンエに見えた』というこ言葉を聞けたら、それは成功を意味するのでしょう」

 いま、BoAは女優としての第一歩を踏み出したばかり。初めての評価を前にしたBoAは女優としての道について、どう考えているのだろうか。

 「欲を出すよりは、少しずつやっていきたい。誰かが私に聞きました。歌手として頂点もとり、審査員になったのに、なぜ演技までするのかと。でも私はまだ若いですし、芸能界では各分野の壁がどんどん無くなってきていると思います。ですから今後、私の違った一面をお見せしていきたいです」

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