古里原発1号機(資料写真)=(聯合ニュース)
古里原発1号機(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国内の原子力発電所が1978年に初めて稼動してから今年4月までに、事故や故障で672回稼動中断したことが分かった。
 国会の未来創造科学放送通信委員会所属の姜東遠(カン・ドンウォン)議員(無所属)の議員室は8日、原子力安全委員会が提出した資料を分析した結果、35年間で672回、稼動が中断し、このうち韓国初の商用原発である古里原子力発電所1号機(釜山市)が192回と最も多かったと明らかにした。
 古里原発1号機は2007年6月に設計寿命の30年を迎えたが、国際原子力機関(IAEA)の検証などを経て商業運転期間を10年延長した。
 2010年から今年4月までの約3年間に原発が稼動中断したのは47件。稼動期間が3年未満の新古里1・2号機(釜山市機張郡)と新月城1号機(慶尚北道慶州市)がそれぞれ2~9回稼動中断した。
 姜議員は、古里原発1号機は寿命を延長した後も稼動中断があったとして、廃炉まで3年となった同原発の廃炉関連対策を早期に制定する必要があると指摘した。その上で、「原発部品の性能を示す試験成績書の偽造発覚を受け行われている調査が終了次第、国内原発の全般的な安全性を詳しく点検しなければならない」と主張した。

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