【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は18日、今後の世界経済は主要先進国を中心に回復の勢いが次第に広がるとの見通しを示した。韓国国会企画財政委員会の国政監査に対し、韓国銀行の業務報告資料の中で述べた。
 金総裁は、新興国の成長鈍化にもかかわらず、世界経済は緩やかに回復しているとした。ただ、米国の量的緩和の縮小などが世界経済回復の足かせになり得ると指摘した。
 こうした認識を踏まえ、韓国銀行は10日、韓国経済の今年の成長見通しを2.8%に据え置き、来年については3.8%に下方修正した。
 また、金総裁は金融安定関連統計の拡充や主要国の中央銀行との通貨スワップ活用などを通じ、金融市場のセーフティーネット拡充を図ると述べた。

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