プロポフォール投薬の芸能人ら、懲役刑を求刑

検察が、睡眠麻酔剤プロポフォールを不法に投薬した容疑で起訴した韓国女性芸能人らに懲役刑を求刑した。

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　28日、ソウル中央裁判所で開かれた公判で検察は、チャンミ・イネに懲役10か月、イ・スンヨンとパク・シヨンに懲役8か月の実刑を求刑した。

　また、共に起訴された医師2名にはそれぞれ懲役2年～2年2か月を要請したという。

　検察は「投薬期間と回数、頻度を考慮すると事案は決して軽くないにも関わらず、嘘の陳述を一貫しながら全く反省した態度を見せていないなど、罪質が極めて不良である」と明かした。

　検察側は、プロポフォールが向精神薬に指定された2011年2月より前まで合わせると、起訴された芸能人らは4～6年にわたって最大500回、プロポフォールの投薬を受けたと見ている。

　これについて検察は「芸能人らが同じ日、病院2か所で投薬を受け、看護助手に追加投薬を要請するなど、依存性は見られた」とし「自身が投薬を受ける麻酔剤が社会的に問題のあるものだと知らなかったというチャンミ・イネ氏の主張を納得するのは難しい」と付け加えた。

　イ・スンヨンらは、2011年から昨年まで美容施術などを託して多い時は185回にわたり向精神薬であるプロポフォールを投薬した容疑でことし3月、起訴された。

　彼女たちは、16回にわたる公判で医師の処方に沿っただけとし、中毒性や依存性はないと容疑を否認してきた。