【ソウル聯合ニュース】「旅行者の朝食」などの著書で優れた感覚を見せた日本のロシア語同時通訳者であり作家でもある米原万里(1950-2006)の限定版特別選集(全5冊)が韓国で刊行された。出版社マウムサンチェク(心の散歩)が4日発表した。
選集は米原万里が生前に残した16冊すべてが韓国語に翻訳されたことを記念するもので、16冊から5冊が選ばれ、1000セットの限定版で発売される。
米原は小学生の時に共産党員である父親とともにプラハに移住し、ソビエト学校に通った。帰国後は東京外国語大でロシア語を学び、その後東京大学大学院に進学した。通訳者としてだけでなく、作家としても高く評価され「読売文学賞」や「講談社エッセイ賞」など多くの文学賞を受賞し、旺盛な文筆活動を行った。
選集の価格は6万4000ウォン(約5940円)で、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」「旅行者の朝食」「発明マニア」「真昼の星空」「言葉を育てる」で構成されている。

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