ウェブトゥーンの映画化が増える中、作家が自ら監督として立つ場合も出てきている。

ソン・ガン の最新ニュースまとめ

 話したいストーリーをより多くの人々へ伝えたいという流れが彼らをスクリーンへと動かす。

 先月公開された「ザ・ファイブ」は人気ウェブトゥーンを原作にしている。ウェブトゥーンを描いた作家が直接、同映画の演出も手掛けた。彼の夢はもともと映画監督。この作品も映画を念頭に置いて作られた。

 公開を控えたソン・ガンホ主演の「弁護人」もやはり、ウェブトゥーン作家がメガホンを取った。「ザ・ファイブ」とは反対に、ヤン・ウソク監督は当初「弁護人」をウェブトゥーンとして描く予定だったが、制作陣側との協議の末、映画として作ることになった。

 また、人気漫画家ファン・ミナも自身が描いた「ボトックス」で映画監督デビューを果たす。

 これらの監督デビューはウェブトゥーンで培ったノウハウが基になっている。場面と台詞で構成されたウェブトゥーンは様々な点で映画と酷似している。実際の映画監督が撮影前に準備するコンテの構成方式もウェブトゥーンと似ている。

 言いたい事を大衆に伝えたいという心情も大きい。ウェブトゥーンは少ない費用でストーリーを見せられるのに対して、映画はより多くの人たちへ生き生きと話を伝えられる点が魅力的だ。

 ジャンルを分けない創作者たちの活躍が映画界を一層豊かにさせている。