CODE-V の最新ニュースまとめ
入り口で配られた「約束だよ!」と書かれた紙を手に持ちMiracle(=CODE-Vのファンの名称)が続々と会場入りすると、ソルからのメッセージ映像が始まった。「僕が『この時がきました』と言った後に『せーの』と合図したら、『約束だよ』って言いながら紙を前に出してくださいね」とサプライズイベントを提案し、Miracleたちは期待に胸を膨らませながら開演を待った。
開演定時に突然暗くなると激しいビート音が響き渡り、会場は一斉に青のペンライトが点灯して激しく揺れる中、ステージ中央から「CODE-V」の4人がせり上がってきた。大歓声に迎えられ、シルバーの飾りがついた真っ白な衣装を着た、まるで王子様のような4人は「世界中が敵になってもきっと君を守りぬくから」を歌い始め、会場はノリノリに。次の「Go」では銀テープも飛び出して、会場のボルテージは急上昇のままさらに「I Believe」、「そばにいるよ」と続けた。
ルイが「ついに武道館ワンマンライブという『CODE-V』の夢が叶いました!」と満面の笑みを浮かべて叫ぶと、観客は盛大な拍手で一緒に喜んだ。ナロは「今日という日は僕たちの宝物です」と告げると、より一層気持ちを込めて「たからもの」を熱唱。切ないメロディーの「仲直りしないで」、「君がくれたもの」をしっとりと歌い上げた。
ここでピアノとアコースティックギター奏者が登場し、「ずっと君と」、「何度サヨナラを繰り返したら僕らは強くなれるの?」をアコースティックセッション。美しい音色と4人の絶妙なハーモニーに会場はすっかり酔いしれた。続く「夕顔」では三味線に似た沖縄の撥弦楽器の三線とピアノの幻想的なメロディーにのせて、夏の世界へと誘った。
赤いシャツと黒いパンツ姿となった4人は、女性ダンサーを引き連れて「Don't forget about us」、「HOMME」をセクシーで魅惑的なパフォーマンスを披露。会場から悲鳴にも似た歓声が上がる中、大人の魅力を発散した。
急に場内が明るくなり、キッズダンサーがステージを埋め尽くしたところへ同じ赤と青の色違いの袖の長袖Tシャツを着た4人が混じり「この町で恋をして」が始まると、Miracleたちもマフラータオルを手にして、会場全体でタオルをグルグルグルグル。お祭りのような楽しい雰囲気に包まれた。
ソルが「僕たちは日本全国を回ってきましたが…本当に47都道府県を回ることができたというのは自慢できることです!」と感謝の気持ちを伝えた。「そこでMiracleのみんなと一緒にやったことがありますが、覚えていますか?」と問いかけると、会場は「ネー!(はい) 」と即答。ナロが「8割ぐらいは女性のお客さんのようなので、少しキーを高めにしましょうか」と言うと「あー」と高めのキーで音取りをスタート。一旦歌い始めるものの「これじゃ僕たちが歌えない」とやり直し。全て整ったところで「Song for you」の大合唱が始まった。客席のMiracleがリードボーカルとなって、「CODE-V」の4人がハーモニーを奏でていき、まさに会場が一心同体となった瞬間だった。
感動に包まれる中、リーダーのサンウは「僕とナロとルイの3人は、入隊するため日本での活動を一旦終了します。これからはソルと新しいメンバーでCODE-Vの活動が始まりますが、僕たちは兵役を終えたら絶対に戻ってきます!」と新しい発表とともにカムバックを宣言した。
ここで新しいメンバー選出のオーディションでCODE-V自ら審査した時の映像をしばし鑑賞。「CODE-V」新メンバー候補生の7人がステージに登場した。初々しい姿にソルは「韓国で会った時はこんなに小さかったのに、みんな大きくなっているな。靴に何か入れたの?」と大興奮。ルイがすぐに「ソルも入れただろ!」とツッこみ、笑いを誘った。
候補生の1人が「CODE-V」の「君がくれたもの」を即興で披露すると、美しい歌声に会場からも大きな拍手と声援が送られた。ナロは「イケメンで若くて歌もうまいんじゃ困りますね」と最強候補生たちを恐れて見せた。この中からさらに選抜されて、来年からソルとともに新生「CODE-V」が誕生する予定となっている。
ナロの「みんな立ち上がって!」の掛け声で「STAND UP」がスタート。「Why do you remember」、「Addiction~君なしには、生きられない」と続くダンスナンバーで会場のボルテージもMAXに。「約束」を歌い終えると4人はステージを後にした。
すぐにアンコールを促す「CODE-V!」コールがしばらくの間場内に響き渡ると、サブステージから白い半袖Tシャツとジーンズというカジュアルな装いで4人が登場。「Shooting Star」を歌い終えると、客席をバックに記念撮影をした。「僕が僕らしくいられるように」では再びタオルを手にして会場全体でグルグル回しながら楽しんだ。
ここでメンバーが1人ずつファンへの思いを込めて書いてきた手紙を読み上げるとともに、スクリーンには直筆の日本語の文章が映し出された。
ナロは「日本での活動は考えていたよりも厳しくて、精神的にも肉体的にもつらい時もあった。そんな毎日の中で本当にうれしかったのは、日本のファンのみんなが俺たちのささやかな願いを分かってくれたこと。その願いのために毎週全国を回ってひとりひとりに歌って握手して名前を覚えてもらった。いつからか俺たちの歌は誰かにとって勇気になり、同時に俺たちの希望となり、ファンの声援に勇気づけられて俺たちはシングルを出すたびによりよい結果を出すことができた。そしてたどり着いたこの場所、武道館。俺たちとMiracleの声だけでこの会場をいっぱいにすることができるなんて胸が熱くなる。『ありがとう』なんて言葉じゃ足りない。少しの別れは俺たちをもっと強くつないでくれると思う。明日からも頑張ってみんなのことを思いながら、この熱い気持ちはいつまでも忘れない。そして戻って来る日、みんなと一緒にいたい」と、うっすら目に涙を浮かべた。
すでに目が赤くなっていたルイは「この手紙を読むときが一番怖いです」と笑顔を浮かべると会場の隅々から「ファイティン!」と声援が送られた。「いつも時間はあっという間に過ぎていきますね。今日武道館で皆さんと過ごす今この時だけは、時間を少し止めてほしいです。今日のライブ、この瞬間をどんなに待っていたか…ずっと夢見てきたことが今日ついにかないました。『CODE-V』は韓国でも失敗に慣れていました。夢は夢に過ぎない、叶うことはないんだと心のどこかであきらめていました。でも日本での活動はそんな僕たちの気持ちを少しずつ変えてくれました。初めは20人だったファンが段々増えていくのを見て、僕たちもやればできるんだという気持ちになり始めました。無我夢中で走り続けた夢のような2年間…大事な夢のような時間から少し離れて自分の人生を振り返る時間を持とうと思います。だけどここで過ごした大切な時間と皆さんとの思い出を忘れずに僕たちは必ず戻ってきます!今度僕たちが再会する時はもっと素敵な時間になると信じています」と途中涙で声を詰まらせながらも丁寧に気持ちを伝えた。
サンウは「楽しいときは一緒に笑い合って、つらい時は一緒に乗り越えて、皆さんと一緒に過ごした2年は、僕の人生の中で一番充実した幸せな時間でした。リーダーとしてまだまだ足りない部分はあったと思いますが、それでもここまでついてきてくれたメンバー。コンサートやレコーディングの時に率先して引っ張っていってくれたナロ。どんなにつらい状況でも明るく『CODE-V』を盛り上げてくれたルイ。人前に立つと緊張してしまう僕をいつも強い心で助けてくれたソル。みんな、本当にありがとう。そして僕を信じてついてきてくださったファンの皆さん、一緒に歩いてきてくれた皆さんの応援があったからこそ、僕たちの夢、日本武道館でのワンマンライブをかなえることができました。僕は今日この日を一生忘れることはできません。『CODE-V』は次の夢に向かって歩き出します。僕たち4人の思いはいつまでも変わらないし、同じ夢を目指していくので、どうか僕たちのそばにいてください」とメンバーにも気遣ったリーダーらしい内容に、会場はすすり泣く声が響いた。
ソルは「いつも『CODE-Vは最高だ』と言ってくれる皆さんがいて、僕はとっても幸せな人だなと思います。今の目の前にいる私の家族、私の友達であるMiracle。皆さんに会えるようにしてくれた神様に、本当に心から感謝しています。今ここにいる皆さんは、神様が私にくれた大切で愛しい宝物です。来年から僕が『CODE-V』を守っていきたいと思います!新しい形での『CODE-V』がイヤな方もたくさんいると思います。でも僕は『CODE-V』というグループは、いつでもどこでも1人の方の前でもちゃんと心を込めて歌うグループ、それが『CODE-V』だと思います。だから来年、新しい形での『CODE-V』になっても何も変わりません。僕たち『CODE-V』は来年もずっと今ここにいるMiracleのそばで歌いたいと思います。だからMiracleの皆さん、来年も僕たち『CODE-V』についてこい!」と涙を流しながらも、力強い意志を伝えた。
それぞれの熱い思いがずっしりと胸に響いたMiracleたちは、しばらくの間、大きな拍手と歓声で4人の思いに応え、会場は寂しさと感動の涙に濡れた。サンウが「皆さんへの感謝の気持ちは、手紙に収まらないほど大きいです。今の気持ちを込めて歌います」と述べると、「今、伝えたいこと」を優しく温かい歌声で届けた。
ここでソルが「皆さん、この時がきました」とサプライズイベントのキーワードを発した。
ゴソゴソと準備し始めるMiracleの様子を確認しながら「またこの武道館で一緒に歌いましょう!」と話し続け、「せーの」と合図を出すと、客席は「約束だよ!」の文字と声で埋め尽くされた。驚くサンウ、ナロ、ルイの3人は小指を差し出して固い約束を示した。最後の最後に「Miracle」を熱唱。ステージの隅々まで回って、4人で手をつなぎながらマイクなしで「ありがとうございました」と叫ぶと、深々と頭を下げた。
12月に発売されるニューアルバム(2013年12月18日リリース)にも収録された「代々木」のMVで感動に包まれた夢の武道館ワンマンライブの幕は閉じた。
これほどまでにアーティストの気持ちが胸の奥底まで伝わってくるライブはないのではと思うくらいに、気持ちが込められた温かいライブであった。ソルの言葉のとおり「いつでもどこでも1人の方の前でもちゃんと心を込めて歌うグループ、それがCODE-V」なのだ。来年からさらにパワーアップし、進化し続ける「CODE-V」の活躍に目が離せない。
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