ノ・ミヌ の最新ニュースまとめ
DJ・DISCO、ドラム・MONSTERを率いて、会場に集まった大勢のファンと共にクリスマスの夜を楽しんだ。ノ・ミヌは「X JAPAN」のYOSHIKIがプロデュースしたことでも話題となったバンド「TRAX」のメンバーとして2004年に芸能界デビューした。2006年の脱退後、俳優にシフトチェンジし現在の地位を確立したが、俳優として活動している間も音楽への情熱が冷めることはなく、アーティスト・ICONとしてロックバンドを結成し2013年6月に初アルバムを発表。今回は、日本では8月のファンクラブ設立記念イベント以来のライブの開催となった。クリスマスの夜、会場となった東京ドームシティーホールにはサンタクロースのコスプレをしたファンや、思い思いに着飾った患者(ノ・ミヌファンの呼称)たちが押し寄せた。
会場に入るとステージ上にはツリー、流れてくるクリスマスソングに一気にクリスマスムードに、映像からライブはスタート。ICONら出演者が「魂のない応援はだめです」「ジャンプするのはOKです」などとユニークな注意喚起を行い、その後ジョークを交えた注意事項も流れると会場からどっと笑いが。「ICON ICON」と流れる曲と共に口ずさみ、メンバーの登場を待ちわびるファン。すると、ステージ奥からビジュアル風メイクを施した看護師がベッドに寝たままのノ・ミヌと共に登場。爆音と暗闇の中、突然ベッドから飛び起き登場を待ちわびたファンのもとへ歩み寄るノ・ミヌ。会場のペンライトも一斉に点灯し、オープニング曲「Rock Star」がスタート。割れんばかりのドラム・ギターの音と、ノ・ミヌの端正な顔立ちからは想像できないほどの力強い歌声に会場のテンションは一気にヒートアップ。ノ・ミヌらメンバーも頭を振り乱し最高に熱いステージへと引率、患者たちはノリノリのジャンプで応えた。
曲が終わると、「日本だね。ここ、日本だね」とノ・ミヌ。会場から「おかえり!」という声が飛び交う中、「無理しながら来ちゃった」と会場を笑わせた。「おかえり?ただいま?僕が『ただいま』か?」とあいさつの言葉を迷いながらも、「ただいま」を連発。かっこいい一面を見せながらもさらに笑いを誘った。また今回のライブの内容に期待を持たせ、「鼻から血が出るよ。皆ティッシュは持ってる?今日は頑張ってジャンプして、ダイエットして。2kg分!」とさらに会場を盛り上げた。その盛り上がりのまま2曲目「Crazy World」に突入。
彼の華奢な体型と妖艶な歌声、重厚なサウンドのギャップが心地良く会場に響き渡り、ファンたちを一層興奮させた。3曲目までの間の短い時間にも、「今日は終わってからすきやきが食べたい。ファンが送ってくれたすきやきのだしを、韓国でコレクションしています」とMCで会場を湧かせるノ・ミヌ。続く「Come on」が始まると、「COME ON!もっともっと!COME ON!」とファンたちを煽った。
DJ・DISCOとドラム・MONSTERが一旦退場し、MC古家正享氏が白衣を着て登場。白塗りに目や口の周りを真っ黒に塗りつぶしたメイクを施しており、会場からはどよめきと笑い声が上がった。古家氏の「皆さん今日はどんな病気ですか?」という問いかけに「重症!」「鼻血が止まらない」と興奮した様子のファンたちに、ノ・ミヌは優しく微笑みかけた。
トークでは、ノ・ミヌが手の人差し指の関節の超人的な柔軟性を披露したり、過去に出演し日本でも放送され大いに話題となったドラマ「フルハウスTAKE2」、最新作「刀と花」の撮影秘話を語りながら、ファンたちとの交流も楽しんだ。途中、ドラマ「フルハウスTAKE2」での劇中曲のダンスも披露。画面を通してしか味わえなかった姿を目の前にし、会場からは大きな歓声が上がった。続く曲はドラマ「刀と花」のOST参加曲で、ノ・ミヌが作詞・作曲を手掛けたバラード曲「秘話」。切なくしっとりと歌い上げ、ドラマの雰囲気を味わった。
ノ・ミヌが一旦退場し、DJ・DISCOによるDJタイム。会場の盛り上がりも増したところで、ステージ上には衝立が登場。妖艶な雰囲気のある音楽が流れる中、その衝立に映し出されたのはノ・ミヌの影。影が映し出されたままの状態で、行われたのはなんと生着替え。Tシャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、その引き締まった体を衝立ひとつを介して惜しみなく披露し、ファンたちから唾を飲み込む音が聞こえそうなほどのセクシーなパフォーマンスを行った。タンクトップに着替えて「YOLO2night」「JAM」が続く。自ら掛け声を先導し、飛び跳ね、髪の毛を振り乱し、「遊び足りないよ。もっともっと声出してジャンプして!」と叫ぶノ・ミヌ。途中、サイン入りカラーボールをキャノン砲で飛ばすプレゼントも。飲んでいた水を客席にかけ、タンクトップを脱ぎ捨て、曲中に高速腕立て伏せを行うなど激しさを増す彼らのパフォーマンスに会場の盛り上がりも最高潮に達した。
大興奮の中黒いシックなシャツに着替え、流れる静かなピアノ曲に会場の雰囲気も一転。11曲目の「BABY」ではこれまでとは異なるムーディーな曲を優しく語りかけるように歌い上げた。
そして再び古家氏が登場しMCタイム。先ほど飛ばしたボールの中から、ノ・ミヌとの2ショット撮影権のあるボールを受け取ったファンとの写真撮影会に。ファンに対して自らハグのポーズをとったり、客席近くまでエスコートを行ったりするノ・ミヌに会場からは悲鳴とも受け取られる声が上がった。またライブ後に行われる、抽選で選ばれたファン100名とのハグ会に追加で参加できる10名が発表される嬉しいサプライズもあり、会場は大興奮となった。
続いてノ・ミヌ曰く「鼻血を止めて、ピュアなコンセプト」な時間がスタート。クラシックな音楽が流れる中、寝起きのノ・ミヌのセルフ撮影動画が流れるなど落ち着いた雰囲気に包まれた。スクリーンには満月が映し出され、舞台上にはグランドピアノ。そんな中、真っ赤なスーツに着替えたノ・ミヌが登場。バイオリンとチェロ演奏も加わり、優しく静かに時に力強く奏でられる音楽にノ・ミヌの作り上げる世界に酔いしれた。それまではロックな印象が強いノ・ミヌだったが、クラシカルな一面も見せてくれる彼の美しさに誰もが引き込まれていった。「僕も作曲しているからわかるけど、このピアニストがこの曲を作曲した当時、どんな悲しみがあってこんな美しいメロディが生まれたのかとよく考える。何千回聞いても飽きないし、心が熱くなる」とぽつりぽつりと語るノ・ミヌに、ファンからは惜しみない拍手が送られた。
そんな静けさの中、いきなり「みんな、メリークリスマス!」と叫び、がらりと空気をかえ、明るい雰囲気を作り上げるノ・ミヌ。「記念に写真を撮りましょうか。皆から僕を撮って」とファンが撮影しやすいようにステージを移動し、「大丈夫?もうちょっと後ろ?」とファンを気遣いながらポーズを取り、最後はDISCOとMONSTERも加わり記念の3ショット撮影も行われた。
「5年前に、生まれてから一番心が痛かった時期があって。その時僕は演技もしたかったし、音楽もしたかった。でも周りの皆は『両方できる人はいないんだよ』という感じだった。未来が見えなくてすごく寂しくて怖かった。でも諦めないでずっと頑張ってやっている。一回きりの人生だから、今のこの瞬間は戻ることはできないから、ただ自分がやりたいことをやりたいんだよね。そばに患者たちがいるからそれができます。未来には美しいメロディを作るアーティストになります。約束します。だからずっとそばにいてくれ」と自身の思いを吐露するノ・ミヌ。「皆の人生の痛みを僕に届けてください。僕は薬をあげます」と目をうるませながら語りかける彼に、ファンからは愛情のこもった声援が送られた。感動に包まれ、ラストの曲へ。人生を幸せへと切り開こうというメッセージが込められた曲、ノ・ミヌの魂の叫びとも受け取られるその歌に今日一番の拍手と歓声が起こった。
メンバー退場後も再登場を待つ大勢のファンの声に応え、アンコールへ。まずはDISCOとMONSTERが登場。DJタイムに加え、ダンスやマジックも披露し会場を盛り上げた。そこへノ・ミヌが走って登場し、MONSTERのドラムスティックを奪い、頭を振り乱してドラムを叩くパフォーマンスに会場もノリノリに。ファンを巻き込んだパフォーマンスに続き最後の力を振り絞り、渾身の歌声でライブを楽しむノ・ミヌ。ステージをところせましと走り回り、顔を赤らめて最後はステージ上で大の字になって倒れ込むほどの完全燃焼。「また会いましょう」とファンとの再会を約束し、最後は3人で手をつないで深々と挨拶。ファンからは大声援と拍手が沸き起こり、大興奮のライブは幕を閉じた。
熱狂と感動に溢れ、力強くも繊細でパフォーマンス性の高い音楽と、ノ・ミヌの美しい容姿に魅了されっぱなしの3時間。流暢な日本語でファンたちに話しかけるノ・ミヌの姿に、心の距離の近さを感じた愛情たっぷりの2013年のクリスマスとなり、ファンにとっては忘れられない思い出となった。
12月27日(金)には、NHK大阪ホールにて「HAPPY MINEW YEAR NEW YEAR SHOW」(昼夜2回公演)を開催し、2013年のクリスマスは日本のファンとともに楽しんだ。その大阪公演時にノ・ミヌ自身より3月21日(金・祝)に舞浜アンフィシアターにてノ・ミヌ公演の開催が決定したと発表。これからも俳優・アーティストなど多方面でその才能を発揮するであろうノ・ミヌに、今後も目が離せない。
ICON - ROCKSTAR [OFFICIAL VIDEO]
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