【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の朴秀珍(パク・スジン)副報道官は30日午後に緊急記者会見を開き、「北朝鮮は離散家族の痛みを考え誠意を示さなければならない」と述べ、朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会行事の2月開催を提案した韓国政府に対し沈黙を守っている北朝鮮を批判した。
 朴副報道官は「責任を負えない提案ならしないことが離散家族の痛みを減らすことになる」と述べた。
 北朝鮮が今月24日、再会行事の実施に応じるとする通知文を韓国側に送付したことを受け、韓国政府は2月17~21日に開催することを提案し、そのための実務協議を29日に行うことも提案した。しかし現在まで北朝鮮の返答は無く、実務協議は中止となった。
 朴副報道官はまた、北朝鮮が寧辺核施設で原子炉を再稼動し、ウラン濃縮施設の規模も拡張したと報じられたことについて、「非常に深刻で遺憾なこと」と批判。「北朝鮮はすぐに核プログラムを中断し、国連安全保障理事会決議や非核化に関連する国際義務と約束を守るべきだ」と強調した。

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