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金メダル争いはキムと浅田真央の一騎打ちとみられていたが、団体の女子シングルショートプログラム(SP)とフリーに起用されたリプニツカヤが堂々とした演技を見せ、一躍金メダル候補に浮上した。
リプニツカヤの武器は10代の若さと勢いだ。10日(日本時間)の団体女子フリーでは冒頭にコンビネーションジャンプを立て続けに跳び、後半には五つのジャンプを入れるなど体力にも自信をうかがわせる。特に力強さと柔軟性を兼ね備えた高速スピンは3回とも最高難度のレベル4を獲得した。フリーは141.51の最高得点。
一方、キムは年齢的にフィギュア選手の全盛期を過ぎている。それでも若手に無い技巧がキムにはある。リプニツカヤのジャンプの回転スピードはキムに劣らないものの、フリーではエッジ不正による減点もあった。踏み切ってから一気に回転する、「お手本」と言われるキムのジャンプに比べると正確さが足りない。また、演技構成のPCSでもキムが昨年の世界選手権で出した得点はリプニツカヤのフリーを若干上回っている。
両者は五輪というプレッシャーをはねのけ、自分の強みを生かした演技を見せると期待される。リプニツカヤの若さと勢い、キムの完成された技巧が対決の見どころとなりそうだ。
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