左からソン・スンヒョン、イ・ジェジン、チェ・ミンファン、イ・ホンギ、チェ・ジョンフン
左からソン・スンヒョン、イ・ジェジン、チェ・ミンファン、イ・ホンギ、チェ・ジョンフン
日韓で活躍する人気バンド「FTISLAND」が、NHK Eテレの語学番組「テレビでハングル講座」に、新年度(3月31日)よりレギュラー出演することが決定。2月17日(月)、東京・渋谷のNHK放送センターにて、取材会が行われ、「FTISLAND」のメンバーが出席した。

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 同番組で、K-POPアーティストが“実践会話”コーナーを担当するのはことしで4年目。「超新星」、「2PM」に続き、「『FTISLAND』はバンドで音楽性を追求しているのが魅力。親しみやすいキャラクターで、若くて元気があるので番組を盛り上げてくれるだろう」という理由で起用され、3代目となった「FTISLAND」。

 コーナータイトルも「FTISLANDのハングル ライブ」というバンドを意識したもので、ライブハウス風のセットで、毎週シチュエーションごとに使えるフレーズと単語を分かりやすく紹介していく。また、チェ・ミンファンのドラムとチェ・ジョンフンのギターを使って、リズムを刻みながら単語を覚えるという試みもあるとか。

 この日、取材会にはオープニングとエンディング、そして寸劇の収録を終えたというメンバーが、それぞれカジュアルな装いで登場。自己紹介をした後、質疑応答がスタートし、和気あいあいとした雰囲気の中、日本語、時には韓国語も交えながら、同番組に出演する喜びや意気込みを語った。

<b>-「テレビでハングル講座」に出演が決まったときは、どう思いましたか。</b>
イ・ホンギ:ハングル講座って先生になることじゃないですか。だから、僕たちが先生なんて、絶対ムリだなって思ったんですよ。でも、やっぱり番組は番組ですね。楽しそうなので、やりますと言いました(笑)。
イ・ジェジン:すごく有名な番組なので、一生懸命頑張ろうと思いました!

<b>-今日、実際に収録してみてどうでしたか。</b>
チェ・ジョンフン:まだ日本語が堪能ではないんですが、このように始まったので、すごくドキドキしています。これをきっかけに日本語の勉強を頑張りたいと思います。
イ・ホンギ:がんばれー!
チェ・ミンファン:ここに来る前は心配していたんですが、収録が楽しかったので、これからも頑張っていきたいと思います。楽しみにしてください!
ソン・スンヒョン:初めて演技をしたとき、ワクワクドキドキしました。緊張はしなかったです。5人が面白い雰囲気で収録を終えることができたので、気分がいいですね。
イ・ジェジン:こういう収録に慣れていないので緊張しましたが、メンバーと一緒なので楽しかったし、ミンファン君のはしゃぐ姿が面白かったです(笑)。僕たちも楽しんでいるので、見ている皆さんも楽しめると思います。
イ・ホンギ:そんなに難しい収録でもないし、楽しくやれば、うまくいくんじゃないかなと思いますね。

<b>-イ・ホンギさんはドラマや映画にもたくさん出演しているので、寸劇にも慣れていると思いますが。</b>
イ・ホンギ:でもやっぱりドラマとは違う芝居なので。相手もメンバーだし。メンバーもセリフ通りに演技をしないので、それが面白い。「FTISLAND」のカラーを出せればと思っています。

<b>-番組ではゆっくりキレイな発音が求められますが、発音についてはどうですか。</b>
イ・ジェジン:僕たちは韓国人なので難しいことはないですが、逆に当然できる発音を丁寧にやるので、赤ちゃんになったような気分でした(笑)。子どもたちのハングルの先生になった感じです。

<b>-このコーナーの見どころ、おすすめポイントは?</b>
チェ・ジョンフン:それぞれの演技です。5人で一緒に演技をしたことがほとんどないので、ちゃんと見てほしいです。

<b>-誰の演技が上手ですか。</b>
チェ・ジョンフン:スンヒョンの女性の演技(笑)。

<b>-メンバー同士でお互いに告白するようなシーンがあったので、誰が女性役にいいか相談したとき、満場一致でスンヒョンさんだったんですよね。スンヒョンさんは演じてみてどうでしたか。</b>
ソン・スンヒョン:女性の演技は初めてだったので、ちょっと変な気分でしたが、いい経験になると思います(笑)。

<b>-番組の中で、「FTISLAND」 らしさをどう出していこうと思っていますか。</b>
イ・ホンギ:NHKはマジメな番組が多いと聞いていて、衣装や髪型も厳しかったんですが、芝居で楽しさを入れればいいかなと思っています。ちょっとマジメな雰囲気だけれど、僕らがコンサートをするときのスタイルも取り入れたいです。たぶん、それが「FTISLAND」のカラーなんじゃないかなと思います。
チェ・ジョンフン:僕たちはバンドなので、音楽でも自分たちらしさをお見せしたいですね。

<b>-韓国語を覚えるコツは?</b>
イ・ホンギ:遊びながら覚えた言葉を何回も使ってみたら、覚えやすいと思いますよ。
チェ・ジョンフン:ドラマをいっぱい見てください!
ソン・スンヒョン:友達と付き合いながら、言葉を覚えていくのが早いと思います。できれば、韓国で友達をたくさん作って、たくさんしゃべってほしいです。ここで重要なのは、男性は女性と、女性は男性と付き合うということ。その方がもっと上達しますよ(笑)。
イ・ジェジン:それもあるけど、言葉って本当に言わないと、なかなか出てこないものです。だから怖くても、口から出す練習をすると、すぐにうまくなれると思います。

<b>-これはぜひ覚えてほしい、というフレーズはありますか。</b>
イ・ホンギ:イ・ホンギという韓国語を覚えてほしいです(笑)。でも、やっぱり基本的なあいさつとか、基本的な言葉ですね。「お疲れさまです」「領収書ください」とか、そういう言葉が最初じゃないかな。それか、悪口(笑)。やっぱり僕らも日本語を勉強したときは、悪口から勉強しました。その方が、友達ともうまく付き合えるし、どんどんうまくなると思います。
イ・ジェジン:日本語を勉強して気付いたんですけど、教科書的にたくさんのことを覚えるというよりは、友達と話した方が違和感なく、レベルも高くなるのではないかと思います。友達とたくさん話しながら勉強していく方がおすすめです。

<b>-おすすめの韓国語のフレーズはありますか。</b>
イ・ジェジン:パン モクチャ。「ご飯を食べよう!」という意味です。韓国人って本当にご飯を大事にしているので、誰かに「ご飯を食べよう」って言ったら、「いいよ」って。そしたら、その場でいっぱい話もできるし、すぐに仲良くなれると思います。
チェ・ミンファン:僕は食べ物が好きなので、日本に初めてきたときも、お寿司、牛丼、いくらとか好きな食べ物の名前を覚えながら、「今日は何々を食べたいです」っていうのを先に勉強しましたね。僕は個人的にクッパが好きなんですけど、例えば「クッパ ジュセヨ(クッパください)」と注文のときに使ったら、どんどんうまくなっていくと思います。

<b>-これを言われると、テンションが上がるという韓国語は?</b>
チェ・ミンファン:「ノハンテ チョウン ネムセガ ナ(お前から良い香りがする)」という意味です。
イ・ホンギ:お~、それ下ネタだよ!下ネタ!
チェ・ミンファン:え、なんで?この言葉、みんな好きじゃないですか?
イ・ホンギ:お前だけだよ!
チェ・ミンファン:僕はそういう言葉が好きです(笑)。
イ・ジェジン:テンションが上がるのは、ノルジャ。「遊ぼう!」です。
ソン・スンヒョン:僕は仕事が終わる30分前、終わってから「ビール飲む?」「酒飲む?」と話すときが一番テンション上がりますね。韓国語で言うと、メクチュ ハンジャン ハルレ?スル ハンジャン ハルレ?
イ・ホンギ:日本語とけっこう似ている言葉なんですけど、コンベ。「乾杯」という意味です。乾杯するとテンション上がりますね~。
チェ・ジョンフン:僕はセンスガ イッタ。「センスがあるね」と言われるとうれしいです。

<b>-最後に視聴者へのメッセージをお願いします。</b>
ソン・スンヒョン:ハングル講座に出演することになり、とてもうれしいです。放送が楽しみだし、僕個人としてもこの番組を通して、有名になりたいです(笑)。韓国語を負担に感じず、気軽に親しみやすくご紹介します。
イ・ジェジン:僕たちが楽しく撮影しているので、当然この番組も楽しくなるはずです。皆さん楽しみにしてください。
チェ・ミンファン:がんばります!
イ・ホンギ:「超新星」と「2PM」はわりとマジメなイメージでしたが、今回は逆のイメージの「FTISLAND」 がやるので、どうなるか分かりませんが、僕たちが覚えやすく韓国語を教えるので、楽しく韓国語の勉強を一緒にやりたいです。よろしくお願いします。
チェ・ジョンフン:ハングル講座も僕たちにとって大事な番組ですが、僕たちはバンドなので、「FTISLAND」 の音楽も愛してほしいです。

 取材会でも、いい具合に肩の力が抜けていて、絶妙な掛け合いで抜群のチームワークを見せていた「FTISLAND」。イ・ホンギが鼻声で風邪気味だったが、お茶目な姿や発言は健在で、会見場に笑いをもたらしていた。これから1年間、韓国語の先生になるということで、メンバーもとても楽しみにしている様子だったし、何より彼らがどんな先生ぶりを発揮するのか、とても楽しみだ。「FTISLAND」が登場するNHK Eテレの「テレビでハングル講座」は、3月31日より毎週月曜22時~放送。



FTISLAND - シアワセオリー
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