韓国の金海珍(キム・ヘジン)は54.37点で18位、朴韶妍(パク・ソヨン)は49.14点で23位。ともに五輪初出場だが、24位以内に入り20日のフリー進出を決めた。
キム・ヨナ の最新ニュースまとめ
◇ヨナ 首位発進も「最悪の出来」
3組5番目となる17番目に登場したキム・ヨナは、演技前は緊張した表情だったが、冒頭の連続3回転ジャンプを決めると、その後も大きなミスなく確実に加点していった。技術点は39.03点で演技点は35.89点。
今季のSPはミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」の「悲しみのクラウン」。明確なキャラクターを表現せずに繊細な感性を優雅に表すはずが、この日は表情が硬かった。演技終了後こそ安どの笑顔を見せたが、直後のインタビューでは悔しさをにじませた。
ウォーミングアップのときから緊張して、足が動かなかったといい、「これまでのショートプログラムで今日は最悪だった」と話した。緊張した理由については「私も人間だから」と首をかしげたが、気持ちを強く持って競技に臨んだという。
20日のフリーに向けては「今日のようなことにならないか心配」と話したが、「ひきずらずに明日は明日のことを考えてベストを尽くす」と気持ちを切り替えようとしていた。
今大会が現役最後となる前回五輪女王。2位、3位との差は僅かだが、最悪の出来でのSPトップは実力の違いの証し。これまで何度も大一番での勝負強さを見せてきた。フリーではフィギュアスケーターとしての集大成を披露するつもりだ。
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