グループ「U-KISS」
グループ「U-KISS」
2014年2月16日(日)、パシフィコ横浜 国立大ホールにて、人気グループ「U-KISS(ユーキス)」が、2014年初となるイベント「U-KISS Sweet Valentine Event 2014 ~LOVE+ U KISS ME~」を開催。記録的な大雪の影響で交通機関が乱れる中、第1部公演には多くのキスミー(=「U-KISS」のファン)が集まり、会場は開演前から熱かった。

U-KISS の最新ニュースまとめ

 「U-KISS」は2008年、世界を舞台に活躍するアーティストを目指し、アメリカ・中国など海外生活経験のあるメンバーで結成。2011年「Tick Tack」で日本デビューを果たし、2012年9月には日本武道館単独公演、2013年には全国Zeppツアーを開催。その人気はアジアにとどまらず、ヨーロッパや南米など世界各国で注目され、米国での公演も好評を得たばかり。

 メンバー紹介映像の後、赤や黒のチェックを基調としたスーツ姿の「U-KISS」がステージに登場。
ピンクと赤のペンライトが揺れる中、「Distance…」「Shape of your heart」と2曲続けて披露し、ファンとのSweetな時間がスタート。

 司会にX-GUN西尾が登場し、メンバーが「こんにちは、『U-KISS』です! 」とあいさつ。バレンタインの思い出を聞かれると、フンは「僕は中学生のときモテました」と告白。「何個くらい? 」と聞かれ「え~と」と指を折り数えながら「100? 」と言った後、メンバーに「ウソ! 」と突っ込まれ「ウソです…実は5個」と数を訂正し「僕が知らないうちに知らない女性がテーブルの上にチョコを置いて逃げました」とエピソードを披露。スヒョンは「僕は学生時代はあんまりもらわなかったです。キスミーの皆さんがいるから今いちばん幸せです」と言うと、フンも「僕も今幸せですよ! 」と負けずにファンにアピール。キソプは「僕は高校生のとき、勉強が終わって休憩時間にもらいました」「キソプは学校の前で他の学校の人からもらっていました」とそのモテぶりをメンバーから暴露された。ケビンは「僕はあんまりもらってないです。友だちより背が小さかったから、好きというよりも可愛いと言われてしまって」と振り返る。イライは「僕はもらいました、3個。全世界の中で一番きれいな女性から。お母さんとお姉ちゃんと妹」と語ると「一番悲しいね」とメンバーからのツッコミにファンも大笑い。

 バレンタインのエピソードトークで会場が温まったところで、続いて、恋愛シュミレーションゲーム「U-KISSと私の365日 plus」の恋愛コントを披露。
黒いカフェエプロンがとてもよく似合うイライ店長とアルバイトのキソプが働くバーに、ケビンと女装した西尾扮するスミコのカップルがやってくる。そこへスヒョンと、なぜかおじいさん役を演じるフンも登場。フンのおじいさん役としてのボケぶりが見事で、ケビンとスミコカップルの邪魔をする度に会場はまるでお笑い劇場のような爆笑の渦に。
「スミちゃんのチョコ争奪ゲーム」と題し、スミコの本命チョコ争奪戦が始まる。三輪車に乗って離れたテーブルまで行き、けん玉を成功させて再び三輪車で戻ってくるというもの。イライ店長が手本を見せ、チャレンジするキソプ、スヒョン、ケビン、そしてフン。悪戦苦闘する4人の姿にファンは大興奮で声援を送り、見事1位となったのはスヒョンだったが、おじいちゃん役のフンが最後にヨロヨロとゴールすると会場の笑いを独占した。
争奪戦の結果、チョコはスヒョンがもらえるかと思いきや、スミコの本命はイライだった!というオチにうれしそうなイライ。残った4人には1つだけが甘く、残りは辛いというロシアンルーレットチョコが手渡され、口に入れた瞬間、キソプとスヒョンはあまりの辛さにすぐに顔をしかめてしまうが、フンとケビンは最後までポーカーフェイス。さてどちらが?!  とうとう辛さに堪えかねたフンが舞台から走り去ると、勝ち残ったケビンが「チョコレートは甘いね」と言って爆笑恋愛コントは終了。メンバーの抜群のお笑いセンスと日本語力あっての傑作コントであった。

 続いてニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスで行われた米国ツアーの裏話映像がスクリーンに流れ、オフショットでくつろぐメンバーやステージでの貴重な映像にファンは釘付けとなる。
「じゃあ行きますか」とメッセージがあらわれると、生バンドの演奏による贅沢な時間の始まり。バンド演奏と共にスヒョンが「雪だるま」をしっとりと歌い上げ、フンとスヒョンによるハーモニーが美しい「PASSAGE」にイライのラップもしっとり加わる。続くケビンのソロ曲「My Reason」、そしてキソプ、スヒョン、フン、ケビンの4人で「Orion」を、再びイライも加わって「Forbidden Love」。「Let’s Go! 」のフレーズの後に「Hey! Hey! 」とキスミーが応え、会場のボルテージはさらにヒートアップ!
「生バンドと一緒にやるのは初めてなんです」とうれしそうなメンバーたち。「Man Man Ha Ni」をバンド演奏で熱唱するとファンのハートに再び炎を点火。

 メンバーのサイン入りチェキなどのプレゼント抽選会で盛り上がったあとは、2月19日発売の新曲「Break Up」のPVが流れ、続いてファンの前で初披露。キレのある激しいダンスナンバーに会場は大歓声に包まれた。
あまりのダンスの激しさに息を切らしながらも新曲の聴きどころをそれぞれ「5人が1列になって踊るところ」「Break UpのPVで上半身がセクシー」、イライは「自分で作詞したラップ」などと熱く語った。

 「U-KISS」の甘い時間はまだまだ続く。「Standing still」「STOP GIRL」の後は、留学中のAJ作曲の「Fall in Love」、そして「She’s mine」で本編を締めくくり、キスミーの「ユーキス」コールの後、再び「U-KISS」が登場。3月19日発売予定の3rd アルバムのタイトル曲「Spring rain」をファンの前で切々と歌い上げた。春の雨の情景が目に浮かぶようなハーモニーが美しいバラード曲にファンはうっとり。
そして「本日情報解禁」の文字がスクリーンにあらわれると、「2014年夏Japanツアー開催地決定! 」 の文字にファンは大喜び。スクリーンに映し出された日本地図に開催地が表示されるたびに歓声があがった。7月16日の五反田を皮切りに、札幌、鹿児島など全国12会場28公演となる「U-KISS」史上最大規模のホールツアー。2014年夏は「U-KISS」とキスミーにとっての熱い夏となりそうだ。
最後に「全世界、どこの国でも歌ったことのない歌です」と曲紹介の後、「SOMEDAY」の日本語バージョンをファンにプレゼントした。

 生バンドとのコラボや恋愛コント、新曲の初披露や全国ホールツアーの発表など最後の最後までうれしい要素がたっぷり詰まったバレンタインイベントとなった。
ファンを喜ばせたいという「U-KISS」の思いの熱さに、キスミーのハートはあっという間に溶けてしまったことだろう。楽しみなイベントはまだ当分続きそうだ。


U-KISS / Break up
U-KISS / Break up




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