現地時間20日に行われたフリーでソトニコワは149.95点をマークし、ショートプログラム(SP)首位でフリー144.19点のキム・ヨナを抑えて逆転優勝した。
フリーについて、大韓氷上(スケート)連盟の審判理事を務めるチョン・ジェウン氏はキム・ヨナと比べソトニコワにGOE(出来栄え点)が多くついた点を指摘した。
ソトニコワのジャンプに対するGOEについて、ミスがあった一つを除いて全て1点以上のGOEが付き、その多くが1点台後半以上だったことに困惑している。チョン氏は、ジャンプについて回転時の姿勢の変化や距離、高さ、次の動作へのスムーズな移動、音楽との調和など八つの基準のうち四つを満たしていれば2点のGOEが与えられ、六つ以上なら3点が付くと説明した上で、「ソトニコワに3点が多いのに比べ、キム・ヨナは1~2点が多かった。(キム・ヨナの)何が足りないのか理解に苦しむ」と話した。
またステップシークエンスについても、正確でないと思われたソトニコワに最高の「レベル4」と1.7点のGOEが与えられた一方、最高レベルの基準を十分に満たしているはずのキム・ヨナは「レベル3」にとどまったと納得できない表情だ。
チョン氏と同じく会場でキム・ヨナの演技を見たKBSのピョン・ソンジン解説委員は、「ソトニコワが次にいつ今回のような高得点を出すのか見てみたい。今日はキム・ヨナが負けたのではなく、ロシアが勝った」と話した。さらにキム・ヨナがクリーンな演技をしたにもかかわらず、GOEでソトニコワと大きな差がついたことについて「ジャッジに問題があるのではないか」と提起した。
採点に疑問を呈したのは、韓国の専門家だけではない。AFP通信はフリー終了後すぐに「ソトニコワがキム・ヨナを相手に疑惑の多い金メダルを獲得した」との記事を配信。ソトニコワはジャンプの着氷でミスがあったが、キム・ヨナや3位のカロリナ・コストナー(イタリア)はクリーンな演技をしたと評した。
米スポーツ専門局ESPNも「ホームの利点」を挙げ、ソトニコワには採点で多少のアドバンテージがあったと指摘した。
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