80年代の暴力団を描いた映画「犯罪との戦争」。政権の犯罪掃討作戦を取ったタイトルと副題「悪いやつらの全盛時代」は、映画のメッセージがより明確にした。昨年公開の「ファイ」は主人公の名前から付けられたタイトルでは内容を把握するのが難しく、「怪物を飲み込んだ子」という副題があった。公開を控えた「チラシ」にもタイトルをより明確に表す副題「危険なうわさ」が付いている。
副題と言えば「007」や「ハリー・ポッター」、「ロード・オブ・ザ・リング」などシリーズ物を区分するのに活用されたり、「Now You See Me」(邦題:グランド・イリュージョン)のように、韓国人には慣れない外国語タイトルを説明するのに使われていた。
しかし最近は、韓国ドラマ・映画界も副題に視線を転じ始めた。
昨年のドラマ「スキャンダル」に続き「相続者たち」、そして、ことしの「感激時代」はメッセージや人物を強調した副題になっている。さらに、ことし公開の時代劇映画4編は揃って副題が付けられている。短く見慣れない漢字の題名が大部分であるだけ、副題は映画の核心を親切に解いている。
しかし、長いタイトルがかえってインパクトを落とすという指摘もある。
映画「逆鱗」の場合、の怒りを意味する慣れない漢字語を使用し、好奇心を刺激する戦略を選んだ。