鄭氏はソウル市内で行った宣言式で、「1000万ソウル市民と共に大韓民国の心臓、首都ソウルの力強い鼓動を響かせるためソウル市長選に出馬する」と表明した。
鄭氏は、市長に当選すれば任期終了前に実施される2017年の次期大統領選に出馬するのではないかとの一部の声を意識したのか、「当選後は任期を全うし、ソウル市民と共に喜びと困難を分かち合う」と強調。次期大統領選には挑戦しないことを明確に示した。
ソウル市長選は6月4日投開票の統一地方選で最も注目される選挙の一つ。与党内では李恵薫(イ・ヘフン)最高委員が先月出馬を表明したほか、金滉植(キム・ファンシク)前首相も同党の要請を受け、近く出馬を表明するとみられる。最大野党・民主党所属で現職の朴元淳(パク・ウォンスン)氏も再選を目指しており、し烈な戦いが予想される。
一方、民主党の金ハンギル代表と無所属の安哲秀(アン・チョルス)国会議員が同日、統一地方選に向けて新党結成に合意したが、鄭氏はこれについて「選挙で不利になると感じたために取った行動ではないだろうか」と指摘。民主党はソウル市長を、安氏の新党「新政治連合」は京畿道知事をそれぞれ分け合おうという狙いがあるとの見方を示した。
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